酵素風呂に通っていると以前書きました。

 

もちろん、そこで酵素風呂に入れてくれるスタッフの方がいるわけですが、この人たちがまた、特殊技能の持ち主。

 

それは匂いに超敏感ということ。

 

その日の体調、食べた食事、がんの元気度など、匂いで大抵分かってしまうというのです。

 

たとえば、がんの匂いというのは確実にあるらしく、大抵は甘い香り、そして吐き気を伴うとのこと。

末期がんのお客さんが来ると、ゲーゲーやってます(笑)。

 

私はというと、たまにゲーゲーされますが、ほとんどは至って普通。

ちょっと匂うね、という感じ。

 

まあ、これは何の証拠もないので、話半分に聞いておくとして、凄いのは食べたものを当ててしまうこと。

もちろん、具体的にメニューが分かるわけではありません。

 

この前などは、なんか変な匂いがする、といわれて、ドキッとしました。

スタッフ曰く、「いぶした香りがする」。

 

実はその前の日の夜、スモークしたハムを食べていました。

 

そんなの分かるの?!

 

これは1度や2度の話ではありません。特に身体に悪そうなものを食べると、大抵バレます。

そして説教へとスライドするわけです(笑)。

 

ときには、「ケミカルな匂いがする」と言われることも。前日に注射をしていたり、造影剤を入れたりしてるとそれも分かる様なのです。

 

まるで嗅覚調査官か麻薬犬ですな。

 

実は、私もかなり嗅覚は敏感な方で、普通の人が分からない様な匂いが分かります。

他人の汗や、ペットの被毛、カーテンや服に付いた匂いなど、嫁さんに嗅がせても全く分からない匂いが分かります。

わかりやすい人だと、その日の体調が匂いで分かるほどです。

なので、マスクの装着率は50%を超えます(笑)。

 

た・だ・し、自分の匂いは絶対わからないんです。

 

これが一番の不満。匂いに敏感なだけに、自分が何かしらの匂いを発していると想像するだけでストレス。

加齢臭から逃れられない年齢になった今、なんとかしないといけません。

会社でも、匂いがしたら遠慮しないで報告してと言っていますが、まあ気を使って言えないでしょうね。

 

昔、テレビで犬ががんの匂いを嗅ぎ分ける、という話があった気がしますが、これが実現すればがんの早期発見には役立ちそうです。

 

で、実は私ががんになる5年前、嫁さんが執拗に私のことを「くさい」と言っていたのです。

当然、がんなどとは全く思っていませんから、いよいよ加齢臭か、と石けんやシャンプーを高価なものに変えていました。

 

今思えば、あの時の匂いは私のスキルス胃がんの匂いだったのかもしれません。

がんを取り出す手術の後、その匂いは無くなったのですから。

 

まあ、この手の話は都市伝説的に聞いておいてもらえればいいのですが、酵素風呂で「におうよ」と言われたら、やっぱり食事や睡眠に気をつけて、疲れがたまらない様にはしているのです。