2018年の1月に余命宣告をされましたが、今のところ自分の親に余命の話はしていません。
まさか、と思うでしょうか?
私はいわゆるマスオさんなので、嫁の両親は同居。もちろん病気のことは知っています。
でも、実の親は離れたところに住んでいるし、年に1度会えばいいほう。
5年前のスキルス胃がんのときは事実を話したけれども、そのときのパニックぶりたるや凄かった。
もし、余命宣告されたなんて親に話したら、どうなることか。
考えただけでも面倒くさい(笑)。
別に絶縁してるわけではありませんよ。
余命のことを話したところで、お互いに何のメリットも無いと思ってのことです。
事実を話しても、親にできることはない。ただ、心に負担をかけるだけ。
私も自分のことで精一杯なのに親の心配までする余裕など無い。
これは、私が兄弟と話して決めたことです。
親より先に死ぬ、ということは自分としては本当に情けないし、申し訳ないと思う。
でもたぶん、親はそれ以上に私に対して申し訳ないと思うのではないだろうか。
それは、自分に子供が生まれたから分かること。
もしも、私の子供が今、余命の宣告がされる様なことがあったら、自分を責めて、子供に申し訳ないと思うだろうと想像できる。
そんなお互いに申し訳ないと思う関係が健全とは思えません。
じゃあ隠し事をするのが健全なのかといわれたらぐうの音も出ませんが(笑)。
もしかしたら、私が余命の延長をしている間に、高齢の親の方が亡くなるかもしれないしね。
つまり私のがん転移と余命を知っているのは、私と嫁と子供、そして嫁の両親と私の兄弟だけ。
それと、このブログを見ているみなさんもね。