注射してくれる病院も見つかり、いよいよワクチン接種だ!だが待て、病院にワクチンはあるのか?
丸山ワクチンは治験薬。病院にお願いすれば後はOK?
とんでもない!
このワクチン、最初はワクチンを打ってくれるお医者さんに書類を書いてもらい、それを持って日本医科大学付属病院内にあるワクチン研究施設まで取りに行かなければいけないのです。
もちろん場所は東京。遠方に住んでる人は大変だ。
受付時間が9:00〜11:00なので、飛行機で来る人は前乗りして宿泊しないと無理だろう。
本人か身内しかダメなので、結構ハードル高いなという印象。
私たちは早起きすれば間に合うので、嫁さんと二人で東大前から日本医科大学付属病院に向かったのでした。
で、病院に入ると、早速あっちこっちに「丸山ワクチン受付はこちら!」て書いてある。だが、ほとんどはラミネート加工の張り紙。
これだけ有名なワクチンなのに、この扱い??っていうくらいなんか貧相。
まあ、そんなことを気にしても仕方ないので、張り紙の指示通りに受付に向かう。
すると、エスカレーターを降りたところに
「丸山ワクチンを希望の方」
ってデカデカと(でもやっぱりラミネートの貼り合わせ)貼られた(貧相な)受付におばさまが立っている。
「あのう・・・」
と声をかけると、すぐに分かったのか
「書類はお持ちですか?」
とその場で書類をチェックする。
「書類はそろっておりますね。ワクチンの受付はあちらになります」
と、かな〜り奥の方へ誘導される。
なんだよ、ここは書類チェックだけかよ!
というわけで指示されたとおりに奥へ進んでいくと、もはやラミネート加工すらされていない、コピー用紙に
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丸山ワクチン
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という張り紙。しかも右に左にたくさん貼ってある。
まっすぐな廊下に、こんなに貼らなくてもいいだろうに。一体何に怯えているのか。
建物の一番奥に、その研究施設はあった。
入り口付近の超近代的でおしゃれな病院とは一変して、昭和の病院の雰囲気。
面談室とか書いてあるけど、コピー用紙に文字を印刷して、折ってテープで貼り付けるというお粗末なもの。とにかく貧相(3回連続出場)。
受付で書類を渡すと、カルテの様なものを記入してくれと言われる。
その後、丸山ワクチンの説明ビデオを見せられ、お医者さんとの面談を経てワクチンが渡されるのだ。
別室で渡されたカルテを書いたのですが、これがまたずいぶんと旧式。本当に昭和そのものといった感じ。
後で気付いたけど、ビデオで生前の丸山先生が持っていたカルテと全く同じだった。多分50年変わってないな。
渡された整理番号は21番。意外と少ない、と思ったけど、1日40人新規の患者が来るとして、一週間で120人(月火木しか受け付けない)。
一年で約6000人。
一年で100万人が新たにがん患者になることを考えると、わずか0.6パーセントか。
まあ、そんなものかな。副作用が無いんだったら、もっとやればいいのにと単純に思ってしまう。
いいじゃん、水でも
水素水で健康になる人がいるなら、結核の治療薬でがんが治る人がいたっていいじゃない。
絶対、痩せる薬よりは効くはず。
そんなこと言ったら丸山先生に怒られそうですね。
そして、この後ビデオ室に呼ばれ、「知ってた」を連呼するビデオを見せられるのです。
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余計なことばかり書いているから、全然先に進まない!
だって、貧相な案内表示が気になって気になって、ワクチンどころじゃなかったんだよ!
<次はビデオの内容と、お医者さんとの面談の話(の予定)>