ついこの前のことですが、電車に乗ったんです。

 

ホームに並んでいました。

しばらくして電車が入ってくる。時間帯の割には意外と空いていて、2番目の私はまあなんとか座れるかも、といった状態。

スムーズに電車が止まり、扉が開く。

と、

これまたありがちですが、おばちゃん(といっても40~50前半くらいか)が横から入ってきて、さっと空いている席に座ってしまいました。

 

昔だったら、まあ、そんなこともあるよね、という感じですが、今の私は病気を抱えた末期患者。

暑さのせいもあって、正直しんどい。痛みもあるし、結構立ってるのもつらい。

 

なんだかムカムカしてきました。

 

何か言ってやろうか、と思った瞬間、ふと思いました。

 

もしかしたら、この人も内臓疾患を持っているかもしれない。

 

そうです。

私だって端から見たら普通の人。色は白いけど、至って健康そうな青年(?)に見えるのです。


見た目で人の健康を判断してはいけない。自分が病気になって、初めて分かったことです。

なので、ぐっと言葉を飲み込んで、遠目に優先席が空いているのを見ながら、微妙な気持ちのまま電車に乗っていたのでした。