こんにちは、安藤梨鈴です。
東京、目黒近郊で、いつも楽しくレッスンさせていただいています。
スタジオアロイのレシピは、タイの王宮料理の考え方がベースにあります。
マイルドで、きつい味が苦手な方にも、喜んでいただいています^^
タイ料理は
発酵調味料 × ハーブ × 野菜
食べることで、免疫力をアップ、できますよ^^
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今日は、タイ米と日本米、どちらが太りやすいのか??
ということに、お話ししてみたいと思います。
日本もタイも、お米が主食。
でも、形は違うし、タイ米の方がパラッとしていますよね。
タイ米と日本米はどのように異なるのでしょうか?
まずは、日本米とタイ米の違いから、見てみましょう^^
・形、粘り気の違い
・気になるカロリーは?
・血糖値のあがりやすさ
・血糖値があがるとどうなる?
・まとめ
・気になるカロリーは?
・血糖値のあがりやすさ
・血糖値があがるとどうなる?
・まとめ
形、粘り気の違い
日本米は短粒米です。粒が短く、いわゆるうるち米と言われています。
粘り気が強く、しっとり、もちもちとした食感が特徴的です。
それに対して、タイ米の方は長粒米。
粘り気が少なく、サラッとした食感です。
その性質から、タイ米は炒め物やピラフなどに向いており、日本米は寿司やおにぎりなどのもっちりとした食感が求められる料理に最適です。
これは、お米に含まれるアミロースとアミロペクチンというでんぷんの量の違いが理由です。
日本米は、このアミロペクチンが多く含まれています。
タイ米は、アミロペクチンが少なく、このアミロースが多いお米となります。
図の上がアミロース、下がアミロペクチンです。
気になるカロリーは?
次に、タイ米と日本米のカロリーの違いを見てみましょう。
<100gあたりのカロリー>
タイ米:193kcal
日本米:168kcal
カロリーとは熱量のことで、エネルギーになる値ということですが、これを見るとタイ米の方がカロリーが高いという結論になります。
若干の差ですが、日本米の方が低いということになります。
では、タイ米の方が太りやすいのか?というと、そういうわけでもないのです。
先ほどのアミロースとアミロペクチン。
この含有量が違うというところで、変わってきます。
血糖値のあがりやすさ
デンプンの構造の話になりますが、お米に含まれるでんぷん(炭水化物)は唾液に含まれるアミラーゼという酵素で分解されていきます。
でんぷんは、さきほどのアミロース、アミラーゼという多糖類でできています。
この多糖類は、ブドウ糖が何個もつながってできています。
先ほどの図の1個1個が、ブドウ糖だとすると、上の図のような形をして繋がってるのがアミロース、枝わかれして繋がっているのがアミロペクチンです。
分解の工程とは、その1個1個の繋がり、図でいう丸と丸の繋がりを切っていく、という工程のことです。
アミロースは分解が進みにくく、血糖値が上がりにくいという性質があります。
それに対して、アミロペクチンは分解が進みやすく、血糖値が上がりやすい。
なぜなら、分解は端から順に行われていきます。
アミロースが端から順に分解されていくとすると、枝分かれしているアミロペクチンは、分解が同時に複数の箇所で行われていくため、出来上がるブドウ糖、いわゆる血液中のブドウ糖は急激に上がるという仕組みなります。
実際にGI値(食後の血糖値の上がりやすさ。ブドウ糖を100とした場合の値)でいうと、
タイ米:50前後
日本米:83前後
という値になります。
だいたい70を境として、高GI食品、55以下が低GI食品と言われていますが、
すなわち、タイ米は低GI食品、日本米は高GI食品ということになります。
では血糖値が上がるとどうなるか?
血糖値があがるとどうなる?
・インスリンが分泌
・細胞に糖を取り込ませ、過剰な分は脂肪にして蓄えられてしまう
・インスリンが出過ぎると、むしろ脳が足りないと感じて、糖を欲しがってしまう
→すなわち、食べすぎてしまうということが起こりやすくなる
つまり、タイ米の方が血糖値が緩やかに上がるため、腹持ちが良い
→タイ米の方がたくさん食べにくい
・タイ米単体で食べることはあまりない
→血糖値がやはり急激に上がりにくい
→たくさん食べない
ということが考えられます。
まとめ
タイ米と日本米は食感、カロリー、GI値、グルテンの有無など多くの点で異なります。
低GI値のタイ米は、血糖値が上がらないため、食べすぎることはあまりなく、腹持ちも良いため、間食なども減らすことができ、結果的に日本米より太らない、といった効果が期待できると思います。
もちろん、食べすぎたら太りますので、そこは注意して、美味しく食べてくださいね(笑)
おまけ:グルテンの有無
また、タイ米と日本米の違いにはグルテンの有無も含まれます。
グルテンは小麦などの穀物に含まれるたんぱく質で、一部の人にアレルギーや不耐症がある可能性がある物質かつ、消化しにくいものとされています。
タイ米にはグルテンが含まれておらず、グルテンフリーの選択肢としても適しています。
それに対して、日本米には微量のグルテンが含まれていることがあります。
とはいえ、通常、小麦よりも少ないため、グルテンに敏感な人にとっても受け入れられることが多いです。
このことからも、タイ米の方が消化に負担がかからないお米、と言えると思います。
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