お盆休みですねぇ。
大阪は相変わらず酷暑です(今日は少し涼しいけど)。
亡き父のお墓参りやらお盆法要やらでバタバタしてました。
先日の熱中症もあったので、酷暑の自転車が少し怖いのもありまして様子見デス(;´∀`)
そんな中、今日は来週から始まるブエルタ・ア・エスパーニャに備えて、茄子二部作を観なおしておりました。
知らない人に少し解説を。
ジブリ作品で作画監督などを務める、高坂希太郎氏の監督作品で、絵柄は似てますがジブリ作品ではありませんw
高坂監督自体がかなりのサイクリストで、富士ヒルで年代別3位に入る超実力者!ですからこだわりの作画のレベルは最高♪
そして主人公のぺぺ役は大泉洋!!
ブエルタが舞台なのは1作目のこちら。
茄子 アンダルシアの夏
アンダルシア出身のぺぺ・ベネンヘリの地元でのステージを描いてます。乾いた風景がすごく雰囲気がありますよね!
黒猫だけど、ジジじゃないよw
飲酒して運転するシーンが何箇所かありますが、今だったら絶対アウトやね(^_^;)
そしてブエルタといえばコレ。
名物の黒い牛の看板。
元々はあるお酒メーカーの看板だったそうですが、屋外広告の法律変更で排除される所が、すでに景色の一部となっている事もあり、広告名を外すことで残されたとか。
過去、3人の元カノさんと観ましたが(苦笑)、みんなカルメンのビッチっぷり?に目が点になりますねwww
まぁ情熱の国って事で(;´∀`)
そしてアンダルシアの夏の3年後、OVA作品として公開されたのが
茄子 スーツケースの渡り鳥
舞台は一転して宇都宮のジャパンカップ!
ぺぺのチーム・パオパオビールがジャパンカップに参戦します。
BDには現実のコースとの比較動画も収録されてたり。
内容的にはアンダルシアの夏より、各レーサーの群像劇的な感じ。
ぺぺも主人公ではありますが、少し脇にいます。
内容的にも少しダークな感じ?なので、爽快感には少し欠けるかな、とも。なのでボクのヘヴィローテーションはアンダルシアですw
でも考察はこちらの方で。
久しぶりにちゃんと観たので、思うところもありまして・・・
内容的にもお盆っぽい内容ですしw
冒頭、いきなりロンダリーニが自殺した所から始まります。
ロンダリーニ=パンターニで、ODによる服毒自殺(原作には無し)。
実物とは違い、ダンディな感じですがw
で、彼の死によって影響を受けた、後輩のチョッチ、ライバルだったザンコーニといったレーサーが、様々な想いを秘めてジャパンカップで走ることに。
で、問題はザンコーニのリタイアシーン。
彼は圧倒的な速さを見せながら、最終周回を残しトップのままリタイアするんです。
実は原作では周回違いの「やってもうたフィニッシュ」なんですが(笑)、この作品では深い意味合いを持たせてます。
ロンダリーニの自殺を受けて、同じくピークを過ぎたザンコーニが速さを見せつけながらも一周を残しリタイアしたのは、自分はレースを辞めても生き続ける、別の形の終わり方(生)を天国のロンダリーニに見せる意味合いもあったのかと・・・
チョッチの回想シーンやぺぺとの会話、ザンコーニがお寺を訪れるシーンなど、原作とは明らかに違う見せ方をしていますし。
高坂監督もインタビューではハッキリと語ってはいないんですけどね、意味深なシーンです。
パンターニの自殺には衝撃を受けた世代ですので、ボクも色々と思う所もありまして・・・
観た方はどう感じたんでしょうか。
自転車好きの方には文句なくオススメできる作品ですので、ぜひ観て欲しいです!
まずはアンダルシアの夏からねw
スーツケースの渡り鳥は宇都宮の景色なども楽しめるので、ジャパンカップに行くときは楽しめるはず!
両方共1時間もない短い作品ですが、中身は濃ゆいですよっ
ちなみにパオパオはジャージは過去にパールイズミから発売されています。ボクは長袖のスーツケースの渡り鳥版しか持ってないんですよね~
探してもなかなか出てこなくて(ToT)
パールイズミさん、再販してくれないかなぁ・・・(;´∀`)