今日は、職安に行くぞ!
そう、心に決め枚方にでると由香さんと出会ってしまいました。
「猫さん発見!
今すぐ連行する!」
由香さんは、俺を捕まえるとそのまま車の中へ……
「今日は、どこに行きたい?」
「職安……」
「それは、明日じゃダメなの?」
「ダメではないけど……」
「じゃ、職安は明日ね」
「ぶー」
「そんな事を言うのなら、このままチャペルココナッツコースだよ?」
「チャペルココナッツってどこか解ってて言ってる?」
「ラブホ」
「……」
そんな会話をしていると、チャペルココナッツの宣伝カーが無言で横切りました。
冷汗がたらり……
「ほら、これは、一緒にラブホに行けって神の啓示よ?」
「違うと思います……」
「それよりさ……
どうして、そんなにラブホに行きたいん?」
「私は、誰にも邪魔されず猫さんと二人きりになりたいだけだよ」
「二人っきりって……」
俺は、そこまで言った後、ある存在が浮かんだ。
「杉山……?」
「そうそう、あの刑事
ずっと猫さんを尾行してる」
「ごめん」
「猫さんが謝る事じゃないよ」
「……」
「猫さんはどう思う?
尾上さんの事、自殺と思う?」
「違うと思う
だって、約束していたから……」
「約束?」
「うん
夜景を見に行こうって約束」
「それは、誰からしたの?」
「尾上さん」
「そっか……」
「……」
「まぁ、尾行されてるけどこのままドライブと行きましょ♪」
「あ、はい」
俺達は、そのまま夜の8時過ぎまでドライブしました。
昼はマクドで夜は、屋台のおでんを食べました。
人生初のちくわぶを食べましたが……
美味しくなかったです。
これを美味しいと言う人の気持ちがわからないです……
※この物語は、フィクションです。
実在する人物・団体とは、一切関係ありません。