わたしは、若かりし日に、検察官を目指して旧司法試験受験をして、新制度に切り替わる直前だったからとにかく必死に勉強したし書字障害がある中ひたすら論述試験のために必要な漢字の学習までしなければなりませんでした。
大抵の人がわたしを見て弁護士でも裁判官でもなく何故検察官を?
というくらい怒りと言う感情を出さない人物だと自分でも思いますが、
わたしが何故、検察官になりたかったか?
犯罪捜査でもなく、
刑事裁判の公判担当でもなく、
司法試験組のキャリア官僚になり、
法務省矯正局に入り刑事施設の長になり、
今だに丸刈りで軍隊式の行進をするとか、
交通犯罪から凶悪犯まで一緒に収容する
女子刑務所の現状等様々な問題を改善して、
刑事施設非収容者の人権を守るために、
刑務所改革をやりたかったのですが、
トランスジェンダーであるために刑務官等の制服組公務員になることは不可能だと知りやりたいことをやるには司法試験に挑むしかないと自らを追い込んでひたすら司法試験の勉強をしました。
そして、通信制大学と司法試験予備校のダブルスクール、さらに新聞配達とスナックのバイトを掛け持つしてダブルワークまでしてとうとう限界がきて心身の健康を壊して療養生活をおくることになりました。
被害者の権利と叫ばれる中、
刑事弁護士は汚れ仕事かも知れないですね。
海外ドラマでも法人設立などをする
弁護士は良いスーツを着ておしゃれな事務所
刑事弁護を専門にする人々は安っぽいスーツに
質素な事務所
刑事弁護ははっきりいって儲かりません!
国選弁護人は当たり外れがありますし、ギャラが安いから弁護士になって儲けたい人は嫌がりますから仕事は適当になります。
極端な話し、被告人と面会したのは公判当日1回しかないという事だってあります!
そして、わたしは強制猥褻、暴行、障害、詐欺、恐喝等様々な犯罪の被害者になった経験があるのに、何故、刑事弁護士になりたいのか?
リーガルマインドの話になりますが憲法の
「国民・何人も」を自分がこの世で、
1番嫌いな人物の名前に置き換えてみてください。
もし、そんな嫌いな人がいないと言う
聖人や天使のような人ならば
「強盗強姦殺人犯」
等凶悪犯と入れ替えてみてください。
それでも受け入れられるか?
が
憲法の精神、リーガルマインドになるんですが、まさにこれなんです!
わたしは、
トランスジェンダーとして生まれ
差別されてきた中、
憲法14条の法の下の平等に出会いました。
自然権思想、神の前に全ての人は平等であると!
これに出会ったのは自分の名前を男性名から女性名に変更するため家事審判を自分で処理した時に、
町の図書館で出会った法学書でした。
ジョン・ロックなどのことなどを高校の社会科以上に深く知り、法律家になろうと思い最初は行政書士や司法書士という選択肢もありましたが、
まだ、若いんだから司法試験に挑んでみろ!
まわりに言われてトライしましたが書字障害のあるわたしにとっては論述式試験の勉強は苦行でした。
それでも新制度に切り替わる直前まで、
悪あがきをしましたが、
旧司法試験最後の年に精神状態が悪化して、
最後のチャンスは、
ドクターストップがかかりました。
それでも法学が好きで、
憲法学者になろうと言う選択もある中
しばらく祈り、神学を学ぶと言う隠者のような生活をして、キリスト教の僧侶になりましたが
宗教活動はほぼ無報酬です。
兼業主婦として働きながら宗教家として活動しています。
そんな中に司法試験デジタル化というリベンジチャンスがやってきた訳です。
働きながら司法試験の勉強をするのは、大変ですが、地道に頑張って、何年かかるかわかりませんが、俗人として、刑事弁護士と言う選択肢、
機会の平等が与えられることに
感謝したいと思います。
人権後進国である日本で最も虐げられている
人々のために、活躍することができるように、
がんばろう❌3