PET-CT、光る! | 舌はないけど猫舌ですがなにか?~舌下腺癌(腺様嚢胞癌)闘病とその後~

舌はないけど猫舌ですがなにか?~舌下腺癌(腺様嚢胞癌)闘病とその後~

40歳でまさかのがん発覚!
話すこと、食べることのリハビリは
未だに続くよどこまでも。
念願の仕事復帰も果たして、おまけの人生を謳歌中。

皆さん、こんにちは。

猫舌です。

 

久しぶりに車で出かけました。

 

 

外転神経麻痺になってから、複視の症状がひどくて、

真っ直ぐ歩くこともままならない状態だったため、運転を控えておりました。

 

それと、積雪もあり、危険だと思い、ひたすら徒歩での生活。

雪が積もって真っ白な状態だと

片目では凹凸がわかりにくく、さらに危険です。

遠近感も狂いますしね。

 

眼帯生活はわりと快適なのですが、

ドアノブに手を掛けようとすると、

8割くらい、スカッと空振りします(笑)

 

今日はとってもいいお天気で、道路の雪も融けたので

地元の病院までドライブ。

 

バッテリーが上がってなくて良かった(;^_^A

 

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

 

先日、愛知県がんセンター中央病院を受診してきました。

 

脳転移の可能性大との診察後、

PET-CT検査を受けたので、その結果を基に、今後の治療について

頭頸部外科の主治医と、放射線科の先生のお話を聞きました。

 

そこで今後の治療スケジュールが決まりました。

 

愛知県がんセンター中央病院で放射線治療(リニアック)を受けることにしました。

 

今回転移した場所は海綿静脈洞と呼ばれる場所です。

人間の身体の中で唯一、静脈の中に動脈が走る場所です。

 

 

すぐ近くに視神経、三叉神経がある場所です。

そこで、私の右目を外側に動かす神経を阻害しているようです。

 

最初は「海綿静脈洞瘻」という血管の病気も疑われたのですが

MRI検査で血管も調べていただき、そちらは問題ないとのことでした。

 

この場所に転移するのはとても稀だと言われました。

 

腫瘍と視神経の間はわずか2ミリしかないそうです。

腫瘍を完治させようと、がっつり放射線を当ててしまうと

両目を失明してしまう可能性があると。

 

そして、腫瘍は脳幹に近い場所にも確認できました。

脳幹は脳と身体をつなぐ大切な場所。

 

ここも、放射線でダメージを与えてしまうと

良くて半身不随、最悪さよ~なら~( ゚д゚)ノシ サラバジャー

 

とても難しい治療になるようです。

 

それでも治療はしなければいけません。

そこで、癌の進行を遅らせる程度の照射に抑え、

左目の視力と脳幹を守って治療をしていただくことになりました。

 

治療の目的

症状を悪くしないこと

 

治療中に起こる可能性がある副作用

吐き気、ふらつき、頭痛、稀に痙攣

 

治療後に起こる可能性がある副作用

右目の失明→これは避けられない

左目の失明→可能性は1%未満

脳幹の障害→生じないように治療の強さを調整

脳壊死

下垂体機能低下→これは薬で対応できる

 

放射線科の先生はとても慎重に説明をして下さいました。

 

とても稀なケースでとても難しい治療です、

でも頑張って、左目と脳幹は守るとおっしゃって下さいました。

 

最短で1回の照射で終わらせたいが、3回か5回になるかもしれない、

場所が場所なので検討する時間を下さいと。

 

この段階で線量や回数は未定となりましたが、

私は先生のお話を聴いて、すぐに治療を受けることを決断しました。

 

あまり治療開始までに猶予がないのだろうと感じていました。

先生の説明も納得いくものだったし、

 

愛知県がんセンター中央病院の放射線装置は

最新のものが入っているし、

私は安心してお任せしようと思えました。

 

それでも、やっぱり、一緒に副作用の説明を聞いた両親にとっては、

受け入れがたい話しだったようです。

 

右目がダメでも、まだ左目があるさ!

 

それに今だって、右目は眼帯で塞いで生活してるんだから、

一緒じゃん。

 

生きてこそ!だよ。

 

私がそう言うので、

思うことはあったようですが

「命には代えられないから」と同意してくれました。

 

 

治療開始は3月5日。

それまでに線量と照射回数を考えて下さるそうです。

 

この日のうちに、照射の準備としてCT撮影とお面を作りました。

まさか、またお面を作ることになるとは思わなかった(笑)

 

前回のお面を取っておけばよかった?

でもあの時はまた顔も喉も腫れていたからサイズ合わないか。

これは前回のお面↓ あぁ、懐かしい、この感じ・・・

決していい思い出ではないけど(笑)

 

 

通常は通院で済む治療ですが

私は通えないので(田舎暮らしのデメリット)

入院することになりました。

 

でも、照射が1回なら翌日退院、最長でも1週間で終わります。

なんだよ~、1ヶ月くらい、ゆっくり滞在しようと思ったのに(笑)

 

7ヶ月の入院生活で悪知恵を付けたので

楽しい入院ライフを満喫するつもりですо(ж>▽<)y ☆

 

それから・・・

新たな転移が見つかりました(^▽^;)ハッケ~ン!

 

数ヶ月前から、左腕がずっと痺れていて、

主治医の先生にも伝えていたのですが

 

今回のPET-CT検査でやっぱり光っちゃいました。

場所は左の頸椎あたり。

 

まぁこちらは急を要しないので後回し!

入院中にCTとMRI検査をして詳しく調べてから考えることになりました。

 

とにかく今は、海綿静脈洞の腫瘍に対する治療を優先します。

 

これだけあちこちに転移して

症状も出てきているので、抗がん剤治療も視野に入ってきました。

 

こちらも薬物療法科の先生と相談することになりました。

 

治療は愛知県がんセンター中央病院で受けますが、

セカンドオピニオンは受けた方がいいよ、と主治医も勧めてくれたので

 

千葉県にある国立がん研究センター東病院の放射線科に行くことにしました。

稀なケースで難しい治療となるのであれば、

いろんな意見やお話を聴くことも大切だと思ったので

入院する前に行ってきます。

 

入院中、仲良くなった同志、ハイパーガンカンジャーの犬舌さんが

ご自分の抗がん剤治療とお仕事の間を縫って、

はるばる長野から千葉まで同行して下さると(≧▽≦)

 

ありがとう!久しぶりの再会です。

 

そんなわけで、朝10時から夕方4時までがんセンターに滞在し、

怒濤の展開で今後の予定が決まりました。

 

帰りの特急に飛び乗って、高山へ戻り、

その足で職場に向かい、全てを報告し、入院準備のためにお休みを頂くことになりました。

 

脳転移の可能性はお話していたのですが

新たな転移の発覚まであって、みんなを驚かせてしまったのですが

 

「頑張れとは言わないけど・・・待ってるからな。」

と、今回もありがたいお言葉をいただきました。

 

平然と笑いを入れながら説明する、私の規格外のメンタルの強さ

支配人は首をかしげていました(笑)

 

待っていていただけるということは、治療の励みになります。

パワーアップして戻ってくるので、待ってて下さいね!