皆さん、こんにちは。
猫舌です。
久しぶりに車で出かけました。
外転神経麻痺になってから、複視の症状がひどくて、
真っ直ぐ歩くこともままならない状態だったため、運転を控えておりました。
それと、積雪もあり、危険だと思い、ひたすら徒歩での生活。
雪が積もって真っ白な状態だと
片目では凹凸がわかりにくく、さらに危険です。
遠近感も狂いますしね。
眼帯生活はわりと快適なのですが、
ドアノブに手を掛けようとすると、
8割くらい、スカッと空振りします(笑)
今日はとってもいいお天気で、道路の雪も融けたので
地元の病院までドライブ。
バッテリーが上がってなくて良かった(;^_^A
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先日、愛知県がんセンター中央病院を受診してきました。
脳転移の可能性大との診察後、
PET-CT検査を受けたので、その結果を基に、今後の治療について
頭頸部外科の主治医と、放射線科の先生のお話を聞きました。
そこで今後の治療スケジュールが決まりました。
愛知県がんセンター中央病院で放射線治療(リニアック)を受けることにしました。
今回転移した場所は海綿静脈洞と呼ばれる場所です。
人間の身体の中で唯一、静脈の中に動脈が走る場所です。
すぐ近くに視神経、三叉神経がある場所です。
そこで、私の右目を外側に動かす神経を阻害しているようです。
最初は「海綿静脈洞瘻」という血管の病気も疑われたのですが
MRI検査で血管も調べていただき、そちらは問題ないとのことでした。
この場所に転移するのはとても稀だと言われました。
腫瘍と視神経の間はわずか2ミリしかないそうです。
腫瘍を完治させようと、がっつり放射線を当ててしまうと
両目を失明してしまう可能性があると。
そして、腫瘍は脳幹に近い場所にも確認できました。
脳幹は脳と身体をつなぐ大切な場所。
ここも、放射線でダメージを与えてしまうと
良くて半身不随、最悪さよ~なら~( ゚д゚)ノシ サラバジャー
とても難しい治療になるようです。
それでも治療はしなければいけません。
そこで、癌の進行を遅らせる程度の照射に抑え、
左目の視力と脳幹を守って治療をしていただくことになりました。
治療の目的
症状を悪くしないこと
治療中に起こる可能性がある副作用
吐き気、ふらつき、頭痛、稀に痙攣
治療後に起こる可能性がある副作用
右目の失明→これは避けられない
左目の失明→可能性は1%未満
脳幹の障害→生じないように治療の強さを調整
脳壊死
下垂体機能低下→これは薬で対応できる
放射線科の先生はとても慎重に説明をして下さいました。
とても稀なケースでとても難しい治療です、
でも頑張って、左目と脳幹は守るとおっしゃって下さいました。
最短で1回の照射で終わらせたいが、3回か5回になるかもしれない、
場所が場所なので検討する時間を下さいと。
この段階で線量や回数は未定となりましたが、
私は先生のお話を聴いて、すぐに治療を受けることを決断しました。
あまり治療開始までに猶予がないのだろうと感じていました。
先生の説明も納得いくものだったし、
愛知県がんセンター中央病院の放射線装置は
最新のものが入っているし、
私は安心してお任せしようと思えました。
それでも、やっぱり、一緒に副作用の説明を聞いた両親にとっては、
受け入れがたい話しだったようです。
右目がダメでも、まだ左目があるさ!
それに今だって、右目は眼帯で塞いで生活してるんだから、
一緒じゃん。
生きてこそ!だよ。
私がそう言うので、
思うことはあったようですが
「命には代えられないから」と同意してくれました。
治療開始は3月5日。
それまでに線量と照射回数を考えて下さるそうです。
この日のうちに、照射の準備としてCT撮影とお面を作りました。
まさか、またお面を作ることになるとは思わなかった(笑)
前回のお面を取っておけばよかった?
でもあの時はまた顔も喉も腫れていたからサイズ合わないか。
これは前回のお面↓ あぁ、懐かしい、この感じ・・・
決していい思い出ではないけど(笑)
通常は通院で済む治療ですが
私は通えないので(田舎暮らしのデメリット)
入院することになりました。
でも、照射が1回なら翌日退院、最長でも1週間で終わります。
なんだよ~、1ヶ月くらい、ゆっくり滞在しようと思ったのに(笑)
7ヶ月の入院生活で悪知恵を付けたので
楽しい入院ライフを満喫するつもりですо(ж>▽<)y ☆
それから・・・
新たな転移が見つかりました(^▽^;)ハッケ~ン!
数ヶ月前から、左腕がずっと痺れていて、
主治医の先生にも伝えていたのですが
今回のPET-CT検査でやっぱり光っちゃいました。
場所は左の頸椎あたり。
まぁこちらは急を要しないので後回し!
入院中にCTとMRI検査をして詳しく調べてから考えることになりました。
とにかく今は、海綿静脈洞の腫瘍に対する治療を優先します。
これだけあちこちに転移して
症状も出てきているので、抗がん剤治療も視野に入ってきました。
こちらも薬物療法科の先生と相談することになりました。
治療は愛知県がんセンター中央病院で受けますが、
セカンドオピニオンは受けた方がいいよ、と主治医も勧めてくれたので
千葉県にある国立がん研究センター東病院の放射線科に行くことにしました。
稀なケースで難しい治療となるのであれば、
いろんな意見やお話を聴くことも大切だと思ったので
入院する前に行ってきます。
入院中、仲良くなった同志、ハイパーガンカンジャーの犬舌さんが
ご自分の抗がん剤治療とお仕事の間を縫って、
はるばる長野から千葉まで同行して下さると(≧▽≦)
ありがとう!久しぶりの再会です。
そんなわけで、朝10時から夕方4時までがんセンターに滞在し、
怒濤の展開で今後の予定が決まりました。
帰りの特急に飛び乗って、高山へ戻り、
その足で職場に向かい、全てを報告し、入院準備のためにお休みを頂くことになりました。
脳転移の可能性はお話していたのですが
新たな転移の発覚まであって、みんなを驚かせてしまったのですが
「頑張れとは言わないけど・・・待ってるからな。」
と、今回もありがたいお言葉をいただきました。
平然と笑いを入れながら説明する、私の規格外のメンタルの強さに
支配人は首をかしげていました(笑)
待っていていただけるということは、治療の励みになります。
パワーアップして戻ってくるので、待ってて下さいね!