旧見付学校・・・国史跡 | ねこじゃらし・Kの懐かし処

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遠州浜松発、懐かし探しの近場のお散歩
ヤフブロ時代の過去記事

静岡県磐田市見付
 
GW最終日に近場ばかりですが、あちこちと行って来ました。
自宅より天竜川を渡って東隣の磐田市へ。
 
 
磐田市見付
 
まだ、昔(中世)ここが遠江の国(遠州)国府が置かれて中心地だった頃、静岡県西部では一番栄えた所だったそうです。
その後、徳川家康浜松に移って来てから中心は浜松に替わっていったそうです。
 
ここには明治8年に建てられた現存する日本最古木造擬洋風校舎があり、国の史跡に指定されてます。
 
旧見付学校
 
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出来た当初は4階建てでしたが、8年後5階建てに増築されました。
 
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当時入り口は向かって右が男子、左が女子で別々の教室だったそうです。
 
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玄関に飾ってある扁額見付学校の新築を祝って当時の初代浜松県令「林 厚徳」から送られたものです。
 
 
当時の授業風景
 
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生徒が持っている教科書のレプリカを覗くと・・・
 
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日露戦争で台湾が日本の領土になった時、富士山より高い台湾の玉山(3953m)が日本で一番高い山になり、富士山が二番目になってしまいました。
そこで、玉山新高山(にいたかやま)とも呼ばれていました。
 
当時の筆記具「石盤」 レプリカ
 
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石筆で書く事が出来ます。まだ紙が貴重だった頃に使用したそうです。
石盤拭きで簡単に字が消え、殆ど粉は出ません。
 
建物内の床は床板が斜めに張巡らされてます。
 
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壁と天井は当時から耐震構造になっていたようです。
 
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見付学校を造った棟梁「伊藤平右衛門」
 
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建造風景の写真
 
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明治8年(1875年)8月7日に落成、開校式を挙げた見付学校の写真。
 
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近年コンピューター画像処理によって当時の様子がカラーで甦りました。
学校前に立ち並ぶ民家の様子もよく解ります。
 
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当時の人々の様子もよく解ります。
 
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中にはまだたくさんの当時のものが展示されてました。
 
見学料無料で、ボランティアの方が丁寧に説明してくれました。