皆さま~
こにゃにゃちは~
さてさて…
それでは小説の続きをどうじょ~
ホミン小説「Devil 63」
※今回はユノ目線です~「僕を…殺して…ユノ……」
俺を見上げて瞳に涙をためながら訴えるチャンミン…
俺はチャンミンの頬に手をあてて首を振る…
「チャンミン…俺にはお前の命を奪う事など出来ない…
俺と出会った事など忘れて……幸せになってくれ……」
チャンミンが涙をこぼしながら何度も首を振り…
「忘れるなんて出来ない!!
ユノが消えたら僕は生きていけない!!
お願いユノ…消えないで……
僕は…どうなってもいいから……」
俺はチャンミンを抱きしめ…
悪魔になって…初めて泣いた……
そして泣きながら…
「神よ!!…お願いだ…
チャンミンを幸せにしてやってくれ…
チャンミンから俺の記憶を消してやってくれ…
俺は…チャンミンを愛しているんだ…
チャンミンが笑えるなら…俺なんかどうなってもいい!!
神よ…お願いします…」
俺は…無意識に神に願っていた…
この俺が…泣きながら…神に願いを乞う…
チャンミンの為に…俺は祈る…
「やだ、ユノ…
僕は、ユノを忘れたくないし、ユノに消えて欲しくない…
そんな願い神様にしないで!!」
泣きじゃくるチャンミンを抱きしめたまま時計を見る…
もう…時間がない…
後…数分…
神よ…頼む…
願いを…叶えてくれ………
その時…窓から突風が吹き込み…
抱き合う俺達に聞こえる…声…
『ユノ……そなたの望み…叶えてやろう…
お前の愛する者の、お前の記憶は消し…
そなたの魂は、私が引き受けよう…』
神!?…
神からの言葉に…
俺は頭を垂れる…
「神……感謝します…」
天を仰ぐ俺にチャンミンが泣きながら…
「やだ!!!!
やだ、ダメ!!ユノの記憶が消えるなんてダメだよ!!
神様!!お願いです僕からユノを奪わないできださい!!
ユノを忘れたくない……」
ユノが僕を強く抱きしめ…顔を覗きこみながら…
「チャンミン…俺の魂は神が預かってくれるんだ…消滅するわけじゃない…
だから…きっと……また会える……泣くな…チャンミン…」
そういう俺の頬にも涙が伝う…
「愛してる……チャンミン…」
俺はチャンミンの唇に唇を重ねる…
「チャンミンのキスは…やっぱり甘いな…
そろそろ…時間だチャンミン……」
「ユノ…ぅっ…ヒック……やだ…行かないで……」
だんだんに薄くなっていく俺の体…
消えるその瞬間まで俺はチャンミンに触れていたくて…チャンミンを抱き寄せたままチャンミンの頬に手を添える…
「やだ、ユノ、行かないで!!
ユノ、ユノ……大好きだよ……ユノ……」
俺を変えてくれたチャンミン…
俺の運命の人……
愛してる…ずっとずっと…愛してる……
「チャンミン…愛してる………」
俺は…そうして…姿を消した……
つづく…
うわ~んo(T□T)o