ひととなり | HIV陽性を宣告されて。

HIV陽性を宣告されて。

2009年に初夏、B型肝炎で入院しました。
退院直前に医師に告げられたのは、HIV陽性で有ること。

その時の心境や、これから先どうして行こうか。
そんなことをつらつら書いていこうかなと思います。

これまで、過去を振り返ってきた。
1年前の初夏に起きたできごと、健康への不安、人との付き合い方。


今は健康状態はとても良く、検査による値も安定していて、
すぐに薬を飲み始める状態でもない。


身体は平気でも、心にぽっかり穴が開いている。




自分はそもそも、人との付き合い方で考え込む癖がある。
この人は、自分と一緒にいて、どう思っているのだろう。とか。


HIV感染が発覚したことで、さらに考えるようになった。
これまで、本当に欲しいと思えば、向きあうことに頑張れた。


これから先は、欲しくなっても、もう一つ階段を乗り越えなければ、
そばに寄ることもできなくなってしまったみたいな、
強い喪失感を感じている。


  好きな人、ってなんだろう。
  彼氏、ってなんだろう
  オトコ、ってなんだろう。
  友達、ってなんだろう。
  家族、ってなんだろう。


答えが出ないまま、人との線、いつ切れてしまうかわからない
糸のような危うさを感じながら、人と一緒にいる。



甘ったれるな自分。
結局、そもそも淡白だった人付き合いが、さらに淡白になっただけ。

  相方は今はいらない

と、数年言いながら、人と付き合い、自分から距離をおいて来た。


それなのに、わかりやすい物理的な感触-ぬくもり-に溺れて、
リスキーだとわかりながら、人事のように思いながら、
セックスに溺れてきた。
そのツケだろう。


よく、こんな言い方をするよな、"乾いてる"って。
うるおいに欠けていて、人と潤滑に過ごせない。
触るとがさがさで、お互い傷ついてしまう。
そんなふうに感じる。


もう、何言ってるんだろう。感傷に浸るのすきなんだから。
ぐだぐだ書いてるだけで、なんか疲れちゃった。


寝よ。