HIV陽性を宣告されて。

HIV陽性を宣告されて。

2009年に初夏、B型肝炎で入院しました。
退院直前に医師に告げられたのは、HIV陽性で有ること。

その時の心境や、これから先どうして行こうか。
そんなことをつらつら書いていこうかなと思います。

Amebaでブログを始めよう!
久しぶりに日記を書く。(もはや日記と呼べるかどうかは置いといて。)

本当は年末に締めの日記を書こうと思っていたのだけど、検査結果をまとめて一覧にできたらいいなぁとか考え、それを放置しまくってるので、結果的に日記を書くに至らなかった。

そもそもブログの更新が途絶えてたのは、深刻なタイトルでブログを立ち上げておきながら、今は病気の悩みが全然なく、テーマである"HIV"についての記事が特にないからだ。

まぁ久しぶりに、それらしい記事にしてみよう。

年末に、三ヶ月ぶりの診察を受けてきた。CD4の値は700に至る勢い。医師に「健康、ですね(笑)」と言われるくらい。安泰。

インフルエンザも流行気に入って、良いニュースを聞かないけれど、いまのところは手洗いうがいをしっかりすること、食事と睡眠をしっかりとることで健康を維持している。そんなことが大事なのかも。

これは誰でも実行できて、その恩恵に与ることができる手軽な方法なので、みなさんもぜひ。

2011年も、健康第一でと、初詣でお願いしてきました。

みなさんも元気で、笑顔ですごせますように。

今年もよろしくお願いします。
■HIV感染隠し性交渉、歌手の初公判 独



ドイツで人気女性バンドのメンバーがHIV(=エイズウイルス)感染を隠したまま、複数の男性と性交渉を持った事件があり、ドイツ南部で16日、初公判が行われた。



 告発されたのは、人気女性バンド「ノー・エンジェルズ」のボーカル、ナジャ・ベナイサ被告(28)。ベナイサ被告は自分がHIVに感染していることを相手に知らせず、避妊具なども使わないまま5年間に3人の男性と性交渉を持ったとして、傷害罪に問われている。男性のうち1人は感染が確認されている。



 ベナイサ被告は、初公判で「軽率だった。心から反省しています」と罪を認めた。有罪となった場合、最高で10年の禁固刑が科せられる。





http://www.news24.jp/articles/2010/08/17/10164927.html


こんなのが成り立っちゃうと、感染症をすべて傷害罪として、
加害者と被害者で扱わなくちゃ不公平でしょ、という気がする。


良くあると思う。
「うわー、お前から風邪移されちゃった!訴えてやる!」
こんなこと起こっていいんですかね。


HIVでこういう騒ぎ方するのは、どんなに進行を遅らせることができても、
感知することがないから、という理由なんでしょうか。


海外での判例は知りませんが、他にもこういう扱いをする法律や症例ってあるのかな。
今度調べてみよう。





土曜日、東京プライドパレードがあるこということで、
代々木公園に行ってきました。
(東京プライドパレードについては上記リンクを参照。)
そして、ただ行くだけじゃつまらないなと思い、
先日お話したSNSで知り合った方と、リアル(オフラインで会うこと)をしてきました。


思いつきで、当時の朝3時にコミュニティに書き込みをしたところ、
何件かメッセージを頂き、お一人の方と一緒に過ごすことができました^^


あの会場で、ボランティアをする勇気もなく、
誰か一緒にいないと心細くなってしまう感じでしたが、
リアルした方と一緒に、終始楽しくパレードを応援することができました。


感染を打ち明けていない友達が、Living Togetherのボランティアをしていたり、
飲み屋で会う人たちと会い、テーマによらずとも、人との繋がりを感じることが
できるパレードでもありました。


俺としては、そんなささいな事でも
生きる希望だったり人生を楽しむきっかけだったりします。


パレード終了後、中西圭三さんのライブが不意にやることを知り、
それも見てきました。


有名な曲、なんだろう、「A.C.E」?くらいしか思いつかない。。。
と思いつつ観戦。
最初の方の、バラードは全然わかりませんでしたが、
やっぱ声がいいから、なんとなく聴けてしまいます。
90年代バラードは大好きです。


途中、セミの声が邪魔をする長いMCwを挟み、
終わり2曲はセルフカバー。
ブラックビスケッツに提供した「タイミング」と、
ZOOが歌い、EXILEがカバーしたことでも有名の「Choo Choo TRAIN」を
歌ってくれました。やっぱり有名所は盛り上がりました


その後、リアルしていた方と分かれて新宿二丁目へ。
仙台から来ていたマイミクさんとリアルし、
クラブイベントで別の友達とも遭遇し、
ぎゅうぎゅう詰めの別クラブで踊りつつ、
朝までコースとなってしまいました(苦笑)


んで、日曜は夕方まで寝てしまったので、
もう何もする気が起きませんでした(苦笑)


なかなか充実した週末でした^^
また、別の機会でリアルしていきたいと思います。


HIVポジティブ、こんな感じだけど
生活をポジティブに生きていられているかな。





さて。

前回日記はだいぶ重いものになりましたが、吐き出してしまいました。
個人的にはすっきりしたけど、読む側からしたらモヤモヤしますよね^^;


自分でもどうかと思ったので、今回はさっぱりさせようと思います。


前回書いたとおり、基本的には人付き合いが淡白なので、
初対面の人だと人見知りするし、慣れてても距離を感じた瞬間に
テンションが下がります。


お酒が入ると、それなりに話せたりするんだけど、
例えば、某丁目で酒を飲んでても、テンションの差が激しいらしく、
「今日はテンションが高いね」とか逆のことを
言われたりします。


感染が発覚してから、気が合えば重なってしまえ!ということが
できなくなったので、好意を持ってもらっても
なんとなく一線をひいてしまう自分がいます。


みんな、こういう時はどうしてるんだろう、
これから先、思うような出会いと付き合いを
人としていくことができるんだろうか・・・


なんてここ1年くらい考えてました。


日記に何度か登場していた、よさそうだった兄貴とも、
なんとなく距離ができてしまいました・・・。
感染のことが問題ではなくて(それもあるかもしれないけど)
感染の事実を持ち合わせている自分のなんかしらが
良くないのだと思います。


本当の意味で、腹を割って話せる人が、今全然いません。
吐き出す手頃な術がなく、ブログで吐き出すことにしました。
それがここです。


そして、存在を知りながらも登録していなかった、
FERRY(ゲイでHIV陽性者のみのSNS)を招待してもらい、
さきほど登録してみました。


ざくっと見たところ、普通のSNSと大きな変わりはなく、
日記を見ていると、自分がゲイだって気づいたときに感じた、
「こんなにも同士がいるんだ」と思いました。


コミュニティも、薬の組み合わせによる副作用など、
一番気になる情報が載っていたりと、これから自分の為になりそうです。


このブログでもそうだけど、情報だけじゃなく、
同じ境遇で生きる人たちとの繋がりとか、気持ちを
共有できたらいいな、なんて思っています。





これまで、過去を振り返ってきた。
1年前の初夏に起きたできごと、健康への不安、人との付き合い方。


今は健康状態はとても良く、検査による値も安定していて、
すぐに薬を飲み始める状態でもない。


身体は平気でも、心にぽっかり穴が開いている。




自分はそもそも、人との付き合い方で考え込む癖がある。
この人は、自分と一緒にいて、どう思っているのだろう。とか。


HIV感染が発覚したことで、さらに考えるようになった。
これまで、本当に欲しいと思えば、向きあうことに頑張れた。


これから先は、欲しくなっても、もう一つ階段を乗り越えなければ、
そばに寄ることもできなくなってしまったみたいな、
強い喪失感を感じている。


  好きな人、ってなんだろう。
  彼氏、ってなんだろう
  オトコ、ってなんだろう。
  友達、ってなんだろう。
  家族、ってなんだろう。


答えが出ないまま、人との線、いつ切れてしまうかわからない
糸のような危うさを感じながら、人と一緒にいる。



甘ったれるな自分。
結局、そもそも淡白だった人付き合いが、さらに淡白になっただけ。

  相方は今はいらない

と、数年言いながら、人と付き合い、自分から距離をおいて来た。


それなのに、わかりやすい物理的な感触-ぬくもり-に溺れて、
リスキーだとわかりながら、人事のように思いながら、
セックスに溺れてきた。
そのツケだろう。


よく、こんな言い方をするよな、"乾いてる"って。
うるおいに欠けていて、人と潤滑に過ごせない。
触るとがさがさで、お互い傷ついてしまう。
そんなふうに感じる。


もう、何言ってるんだろう。感傷に浸るのすきなんだから。
ぐだぐだ書いてるだけで、なんか疲れちゃった。


寝よ。