2011年7月4日
「衛星落語招待席
~夏の怪談寄席~」
出演:隅田川馬石
@浅草ことぶ季亭
柳亭市也「一目上がり」
隅田川馬石「真景累ヶ淵~豊志賀の死」
―お仲入り―
隅田川馬石「火焔太鼓」
◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
台風のように風が強い一日。
今日も暑かったですね~。
本日は、浅草ことぶ季亭へと
涼みに行ってまいりました☆
隅田川馬石さんが
「豊志賀の死」をかけられるというので、
むきゃー☆行かいでか!!!(≧▽≦)
と、いうわけです♪
開口一番は、
どれくらいぶりでしょう、かなりお久しぶりの
ウエンツ市也くん☆
↑
その甘いマスクから
ファンの間でこう呼ばれているそうです。
確かに似てる・・・!( ´艸`)
すごく上手になっていて、びっくりしました!
声に肝が据わってきた感があります。
八五郎のアテが外れたときの表情、
頭上に漬物石が降ってきたのが見えるような可笑しさ。
ぼやきながら次へ向かうときの
ちょっとふてくされたような顔も似合ってました♪
◇◇◇ ◇◇◇
お待ちかねの馬石さんは、
あいかわらず、ほのぼのとしたマクラから、
すっと噺へ。
先代金原亭馬生師匠のCDを
繰り返し聴いた「豊志賀の死」・・・
愚かと突き放すには、あまりにも哀れな豊志賀。
この陰影に富んだ女性の造形は、
さぞかし演じ甲斐があることでしょう。
その恋の相手である新吉ですが、
馬石さんの新吉は、爽やかな風貌と相まって、
ますます初々しく、幼く感じられました。
そのことによって、
豊志賀との恋のアンバランスさが
うまく強調されていたように思います。
なぜ豊志賀は よりにもよって、
こんな男に惚れてしまったのか。
悪い男ではないが、いかんせん子供、
男として未熟すぎます。
器の大きさの違いを誰よりも感じていたのは
他ならない豊志賀であっただろうからこそ、
豊志賀は救いのない恋の地獄で
ひとり苦しまなければならなかったのではないか。
死んでなお、相手を呪うというのは、
彼女なりの不器用な甘え方ではなかったのか。
また、新吉のおじさんの人柄が味わい深く、
重苦しくなりがちな噺の
程よいクッションとなっていました。
ロマンチストな馬石さんにぴったりの噺ですね。
この噺を大切に育てていってほしいな~と思います。
◇◇◇ ◇◇◇
怪談噺のあとは、寄席ではわっと踊って
陽気にお客様を送り出します。
踊りのかわりに、馬石さんがかけられたのは
なんと「火焔太鼓」!!!
うわーん!!(ノ◇≦。)
不意を突かれて泣きそうになるじゃないか!
先代馬生師匠と志ん生師匠のネタを
親子続けて聴けるとは!!
ザ・古今亭デイ☆
嬉しすぎるサプライズでした(≧▽≦)
ちなみに、今回の落語会は衛星劇場の収録でした。
8月に放送予定 だそうです。