ウルタールの路地裏から。 -38ページ目

みょん×ソード the final プロローグ


「これを西行妖に?」
「そうよ。 春度の代わりに、この『月の石』を触媒に使って西行妖を刺激、満開の少し手前まで活性化させて霊力を放出させるの」





『Type scout K-10 Destroyed ……Data load』
 それは待ち続けていた。





「……紫、そんなのほんとうにできるの?」
「あれだって妖怪なんだから効果はあるはずよ。制御さえ間違えなきゃ問題ないわ」
「で、それを行うのは私の〈ダイモージャ〉と」
「そう、頼める?」






『Type magi M-12 Destroyed ……Data load』
 まどろみにも似た曖昧な意識の中で、課せられた指命を全うする瞬間を。






「……あなたの頼みよ? 断るわけないじゃないの。それに紫がこれほどまでに手段を選ばないなんて、よほどのことなんでしょう?」
「ふふ、ありがとう幽々子。そうよ、これが成功すれば……」





『Load OK. Mixture start……』
 放った端末からを情報を収集し、待ち続ける。





「〈ダイモージャ〉、西行妖に接続完了。『月の石』の状態もいいわね……そろそろ本格起動にはいるわ」
「こちらでもサポートするわ。……気をつけてね、幽々子」
「分かってるわ、任せて~」





『OK. System check……』
侵略し、籠絡する最大の好機。



その一瞬を。



そして……






『All system ok. start up』


「え……? 制御が…!?」
「幽々子!!」







 
 目覚めの時は来たれり。




 我、今こそ己が指命を果たさん。











the final ①へ