生暖かく見守ってたら、なんと承認!
今年の1月にFADがメルクの申請を受け付けた記事を書いた時は勝手に興奮しつつ、期待しすぎないように自制していたが、米国のドクターの中でも見方が分かれているのを知って、懐疑的になったところだった。
メルクの発表に効果と有害事象が表に簡潔にまとめてくれている。 オレが以前にまとめたものと同じだが、メルクの発表分のほうが見やすいかも。
レジメンをもう一度整理すると、
- キイトルーダが3週ごと。 オレの理解では24カ月。(<- 詳しい方教えてください)
- カルボ+アリムタは3週ごとに4サイクル
- アリムタは、維持療法として、医師の判断で継続可能
というもんだ。
生存率が、治験のクロスオーバー(化学療法のみの群に振り分けられた治験参加者が増悪後にキイトルーダを投与できる)があるためか、化学療法のみと比べて大差ない。 この件については、今後も引き続き調査するのが条件かも、と書かれている。
さて、日本でどうなるでしょう。 患者にとってはオプションが増えて朗報。 特にPD-L1の発現が低くかつ、遺伝子変異がない(見つけられない)患者には嬉しい。
厚労省と霞が関のZは、PD-L1の発現にしばりをかけて医療費を減らそうと企んだ(?)(オレ的には、科学的根拠にともなう説得力が乏しい苦肉の策)わけだが、あてが外れそうですね。