ソングオブウインド引退へ・・・。
競馬です。
昨年の『菊花賞』を制した『ソングオブウインド』が昨年、海外遠征時に屈腱炎を発症、治療に専念していましたが先日、引退を発表しました。
昨年のクラシック組の１頭で『メイショウサムソン』の三冠を阻み、『エルコンドルパサー』産駒初のＧⅠ勝利、しかも当時のマル外はクラシックの出走が許可されていなかったので、悲願のクラシック制覇を成し遂げた馬です。
菊花賞制覇後、香港へ遠征し『香港ヴァース』で４着に入る健闘を見せたが、その後に屈腱炎を発症、それを聞いたときはダメか、復帰しても全盛期には戻れないだろうなぁ・・・と思っていましたが、やはり予想通りの結果になってしまいました。
二冠馬のメイショウサムソンを菊で完封しながらも、暮れのＪＲＡ賞は獲得出来ずに終わり、通算成績１１戦３勝という成績に終わりました。
イメージ的には『ザッツザプレンティ』に近い感じかなぁ・・・と。まぁ、ザッツは長距離馬としてもともと定評のある馬だったんだけど、大成せずに終えた菊花賞馬ということで。
さらにもう１頭の引退が決まったようです。
スプリント路線の古豪『プレシャスカフェ』も引退。こちらは屈腱炎ではありませんが、長年患ってきたノド鳴りから思うような走りが出来ず、限界を悟っての引退となりました。
通算成績２４戦８勝、うち重賞２勝の活躍を挙げ、ＧⅠ『高松宮記念』では１番人気にも推された馬です。初ＧⅠ挑戦で１番人気に推され３着と健闘し、ＧⅠ制覇はすぐそばのところまで来ていましたが、無念の無冠引退です。
いやぁ、でも長期休養はあったけど、まさかノド鳴りだとは知らなかった。ノド鳴りはホントにいろんな馬が発症しては苦しまされてきてる病気だしなぁ・・・。昨季ＧⅠ連勝し、秋重賞３連勝を成し遂げた『ダイワメジャー』もノド鳴りに苦しんできた馬だけど、メジャーの場合は３歳に『皐月賞』も勝ってるし、本質はマイラーなんだろうけどスタミナもあって、マイル以上の距離も克服できるだけのモノがあったから復活できたけど、プレシャスカフェの場合は完全なスプリンターだからな・・・短距離馬のノド鳴りは復活もキビしいだろうな・・・。脚質的に重馬場もキビしい感じだったし。
今残ってるベテランの馬たちも何とか無事に引退時期を迎えてもらいたいものです。