ハーツクライ引退へ・・・。 | 猫日記

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ハーツクライ引退・・・。まぁ、正直引退の色が濃かったためかそこまでショックは大きくないです。
競馬です。
『ディープインパクト』を国内で唯一降している『ハーツクライ』が引退を表明、今年の『有馬記念』は辞退するとともに、種牡馬入りが決定いたしました。さらばハーツ・・・。
ハーツクライはクラシック時から注目されていましたが、いわゆる善戦マンのイメージが強く、GⅠでも惜敗が続いていました。
4歳の有馬記念で無敗の三冠馬だったディープを破り優勝、GⅠ初勝利を味わってから強いハーツが現れた。
そのまま海外へ挑戦し、ドバイのGⅠ『シーマクラシック』で圧勝。『Kジョージ&QE』でも3着に入る大健闘で強さを証明しました。
変わったのは有馬記念を勝ってから。
もともとはその強烈な末脚から差し馬だと思われていたが、差しではどうにもあと一差しが足りない。そして鞍上が『ルメール』となったとき、ハーツクライを先行させるという大胆な作戦に打って出た。早め先頭に立つと、そこからは止まらずの粘り脚を見せ、ディープの追い込みを持ってしても差し切れないほどの強さを見につけていた。レースの仕方とともに勝ち方を覚えたハーツはここから強くなっていった。
通算成績は19戦5勝とこれだけの馬でありながらも5勝というのは少ない気もする。しかし、この5勝で日本最強の一角を示したのだからやはりそれなりの威圧感はあったわけだ。
ちなみに理由としては『ジャパンカップ(JC)』前に発症したとされる喘鳴症、いわゆるノド鳴りよる引退です。
ノド鳴りはサラブレッドにとって難病中の難病。屈腱炎と同じくらい厄介な病気で、克服するのはかなり困難とされています。最近ではノド鳴りを克服して復活した『ダイワメジャー』がいますが、彼も復活するまでに1年以上の長い時間を要しています。
JCの敗因もおそらくノド鳴りによるものだと思われ、引き上げる際にいつもと違う呼吸だったことから限界を諭し、引退に至ったそうです。当時は有馬記念に出走、さらには来年、キングジョージのリベンジも兼ねての最挑戦というプランもあったそうですが、そこはやっぱり『橋口調教師』
「引退させてあげたい・・・」
橋口先生のこの言葉が今のハーツがどれだけツラい状況なのかを示しています。
有馬記念で最後の『ディープVSハーツ』を見たかったが・・・不利のあるハーツでは天地がひっくり返ってもディープには勝てまい。
残念だが仕方ない。ハーツには種牡馬として頑張ってもらいましょう。