天空覇魔伝~外伝④~ | 猫日記

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ラファ「ミカエル、この先にどれくらいの数がいる?」
ミカ「ウリ、ここからおそらく5km程のところに十数のオーラ反応がある。大したレベルではないが一応警戒しておいた方がいい。」
ウリ「へっ、このウリエル様に・・・警戒だと!?蹴散らしてやる!!」
ウリエルがオーラを放出した!!
ガブ「ウリ、気をつけてよ。」
ウリ「ガブ、おめーは少し離れて見てりゃあ俺が終わらせてやるよ!!」
ウリエルが両手に凄まじいオーラを溜める・・・!!
ウリ「っしゃー!!飛ばすぞコラ!!」
ウリエルの前に悪魔が十数体現れる!!
ウリ「どけー!!死ね!!喰らえー!!」
ウリエルが両手に溜めていたオーラを一気に放つ!!前にいた悪魔十数体は一瞬にして全滅する!!
ミカ「ウリ、敵は全滅させたな!?あまり陣から離れるなよ!!」
ウリ「おめーらがついてこいよ!!飛ばすぞ!!」
ラファ「マズいな・・・ミカエル、配置を変えた方がいいかもしれんぞ・・・ウリエルのやつ・・・暴走しかねない・・・。」
ミカ「・・・前線を任せられるだけの戦闘能力を持つのはウリしかいない。」
ウリエルが無数のオーラ攻撃を放ち続ける!!あたりにいる悪魔を次々と消していく。
ガブ「ウリ!!あんまり前に行き過ぎるな!!僕のところからも君の姿が把握出来ないくらいの爆風だ!!」
ウリ「ガブ、ここら辺の敵は全然大したことねー!!一気に片付けてきてやるってミカエルに伝えとけ!!行くぜー!!」
ウリエルが飛行速度を一気にあげた!!
ガブ「ばっ・・・ウリ!!」
4名の中で最も戦闘能力の高いウリエルはオーラ量が他の3名を大きく上回っている。ウリエルが全速力で飛行をした場合、他の3名がいくら速く飛ぼうとも追いつくことは出来ない。
ガブ「マズいよ、ミカエル!!ウリが先に行っちゃった!!一気に片付けに行くって!!」
ミカ「!?」
ラファ「どうした?ミカエル・・・」
ミカ「悪い予感っていうのは的中するものだな・・・。ラファ、ウリが先に行ってしまったらしい・・・。」
ラファ「・・・あのバカ・・・。ミカエル、どうする・・・?追うことは出来ないぞ・・・。」
ミカ「ウリ1人ではさすがに危険だ・・・。どの程度の悪魔がいるかわからない・・・。」
ラファ「ここでウリエルを追ったら陣形はめちゃくちゃになる!!後ろの大天使が孤立することになるんだぞ!!追うことは出来ない!!」
ミカ「ガブ!!お前の付近に敵はいるか!?」
ガブ「いるにはいるけど、ザコばっかだよ!!ウリを追うの!?」
ミカ「ウリを追いたいが・・・今追うわけには・・・。ガブ、少し速度を下げてこっちに合流しろ!!私のオーラの大半をサーチに使う!!」
ガブ「わかった!!」
ラファ「ったく・・・毎回毎回・・・。」
ミカ「・・・マズいぞ・・・ウリエルはかなり前に行ってるな・・・。しかも・・・ウリエルの向かう先に・・・とんでもないやつがいる・・・!!」
ラファ「どのくらい前にいる?」
ミカ「このペースで・・・20分くらい位置だ。まだスピードを上げてる。」
ガブ「20分!?その先のとんでもないやつって・・・?」
ミカ「何者なのかまではわからないが・・・我々と同格くらいオーラが感じられる・・・!!しかも、3つ・・・。」
ラファ「我々と同格・・・だと!?魔将クラスじゃないか!!・・・最悪だ・・・あのバカ!!」
ミカ「ウリ1人でどうにかなるレベルじゃない・・・。1匹ならまだしも・・・3匹は・・・。」
ガブ「ミカエル、追わないと!!」
ラファ「バカ!!追うわけにもいかないだろ!!ここで追ったらこの任務は失敗する可能性が高くなる。後ろの大天使の命も危なくなる。やつらと遭遇したときに大天使と一緒に戦えるようなペースで動くほうが安全だ。」
ガブ「でも!!それじゃあウリが!!」
ミカ「・・・ラファ・・・ウリを追おう。」
ラファ「何!?正気か、ミカエル!?ウリを追ったら陣形が・・・!!それに後ろの大天使も・・・」
ミカ「後ろにいるのは私達よりも格上の大天使だ。2名いればそう簡単にやられることはない。」
ラファ「だが・・・指揮官のお前の立場が・・・」
ミカ「私の立場をどうこう言ってる場合じゃない!!制裁ならこの戦いが終わったあとに受ける!!ウリエルを見殺しには出来ない!!あいつは俺達の大事な仲間だろう!!」
ラファ「・・・わかったよ・・・。ウリエルのやろう・・・つかまえたらぶん殴ってやるからな・・・死ぬなよ・・・!!」