さて、今週の競馬は買う、買わないを別にしても東西に注目のレースがあります。要チェックです。
まずは関東。中山競馬場で『スプリングＳ』が行われます。すでに『アドマイヤムーン』が強烈なアピールでクラシック最有力候補に名を挙げましたが、こちらではそのムーンにリベンジ！！を虎視眈々と狙っている２歳王者『フサイチリシャール』が参戦！！もちろん２歳時に『朝日杯ＦＳ』を勝っている馬だし、賞金的には何の問題もない馬ですが、前走でムーンに敗れている王者だけにここでは負けられません。ここで完全に体を作ってくるとは思わないけど、本番の『皐月賞』よりは戦い易いと思われる１８００Ｍだし、メンバーもそこまで揃ったな・・・という感じもしないからここでは結果を残さなければならない。
一方、阪神競馬場では古馬一流クラスが集う『阪神大賞典』が行われます。ここではいよいよ今年初始動の三冠馬『ディープインパクト』が満を持して登場！！メンバーを見ても、たしかに一流クラスが揃っていると見ても、順調度はどこまで・・・と言う感じの馬が揃っているので、ここでは負けようがないと思う。対抗しそうなのが『デルタブルース』と『インティライミ』。ただ、デルタは前走『京都記念』で無様な敗戦・・・。出遅れとは言え、京都記念を落としているようではディープの相手になるとは思えない。インティライミも休養明けの前走『日経新春杯』で３着。これはまずまずの結果だと言えるけど、このレースを制しているのは昨年、ディープに完膚無きまでに倒されている『アドマイヤフジ』。叩いた上積みをプラスしてもディープを破るまではどうか・・・。何よりデルタみたいな生粋のステイヤーはともかくとして、インティライミは２４００Ｍくらいがベストだと思っているんだけど・・・。父が『スペシャルウィーク』、母父に『ノーザンテースト』だから万能系ではあると思うけど。
ただし、ディープにしても確実に勝つ！！とまでは言えないな。そこは競馬、何が起こるかわからない・・・。同世代のライバルとの決着は付いたとは言え、上の世代にはつい３ヶ月前に苦汁を味あわされたばかり。生涯初の敗北を味わったディープにもはや恐れるものは無いと言えるが、生粋のステイヤーではないことは確か。もちろん２４００Ｍくらいがベストなんだろう。『菊花賞』でも内容は圧勝だったとは言え、相手が古馬だったら差せたかどうかはわからない・・・。何より『有馬記念』では２５００Ｍで先行く『ハーツクライ』を捕らえ切れなかったという事実。中山の急な坂と仁川の坂では全然違うが、３０００Ｍという長丁場にはやや疑問が残る・・・。
この長丁場で目を覚ますのが日本最強、生粋のステイヤー・・・『チャクラ』！！ここは狙わないでどうする・・・！！３０００Ｍではまだ距離が足りないくらいの超々ステイヤー。このメンバーで彼程のスタミナを持った馬はいるまい。前走の『アルゼンチン共和国杯』は２５００Ｍながら、まだ距離が足りなかった。叩いてこその馬で、休み明けはあまり期待出来ないけど、おそらく次戦は『天皇賞・春』。だとしたら、出走の為にもここは見せ場を作りたいところ・・・。『ファストタテヤマ』も出てるからステイヤー自体は結構顔を揃えているだけに、デルタとインティライミに過度の期待を寄せるのは危険・・・かも。