新緑の奈良路。鹿とわらびとカカシさん。 | にゃにゃ匹家族

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ねこ家族のつれづれと折々のことなど綴ります。

5月、新緑の奈良路へ。
ひがしむき商店街の賑やかさを、途中で折れて、坂道を上ると、
右に南円堂、左に北円堂をみて、前方に五重塔の塔頭が
見えはじめると、奈良に来たなぁと思う。

そして、鹿さんのお出迎え。

大きな鼻をすり寄せて、エサをおねだり 


昨年の秋には、鹿の子模様だった小鹿たちは、ふたまわりほど大きくなったようで、
茶色だった体は、灰褐色となり、白い毛のおしりが目立ちます。
この前は、親子で連れ立っていたのに、今は、大人の鹿の姿はなく、
小鹿ばかり5、6頭で群れを作っています。

親離れしたんだねー。

飛火野につくまでの間に、一束の鹿せんべいをバランスよく、出会った鹿たちに配ります。



おねだりのお辞儀は、まだ少しぎこちない







なぜか、鹿が大好きなお父さん、
「こいつにもやってくれ。」
「あれは、小さいから、もっとやってくれ」と
せんべいを持っている娘に細かく指示を飛ばし、公平さを期していました。

飛火野でウグイスの声を聞いて、お弁当をいただき、
ささやきの径(こみち)に入ろうとすると、
「鹿園改修につき立ち入り禁止」の看板が。

春日の山は、今、山藤が盛りです


仕方がないので、春日大社の参道に出ると、
GWの今は、まるで心斎橋でも歩いているような混み具合。
春日大社はご遠慮申し上げて、春日の森を抜け、山の辺の道を目指します。

うっそうとした木立に囲まれた神気に満ち満ちた森の道。
木立の奥の小暗さやひっそりと静まった沼を見て、うっとりとしていた私に、お父さんささやきました。
「ほら、そこにわらびが」


ホントだ、わらびだ。
山菜大好きな私。
実家の田舎では、よくわらび取りをしたっとばい。

夢中になって採りました。
気が付くと、森も終わり、明るい出口がみえていました。
一つかみのわらびに私は大満足。

今晩のお味噌汁に ウフフ

新薬師寺まで来ましたが、お父さんの足の調子と相談して、予定変更。
山の辺の道はやめて、ここから、別ルートで駅の方へ。

近くには、雑草しか生えていない田んぼで律儀に番をしている夫婦のカカシさん。
「今日は、なんだか、人がよく通るもんだべ」
「だべなー」
「あれま、おらたちの写真とったべ」




志賀直哉の旧居は玄関だけ覗かせていただき、
お隣のオープンカフェで、お茶をいただいて


浮見堂の池を巡って、

終点は猿沢の池。


晴れた日は、池の飛び石の上で甲羅干しをするカメさんがたくさんいるのに、この日は一匹も見かけず。
お父さん、少し残念そうでした。


↓11月の奈良の鹿さん散策はコチラ
http://ameblo.jp/neko-tomotyan/entry-11946677238.html