春たけなわの今日この頃。
ニャニャ匹も、最近は、フットワーク軽く、
パトロールの出動回数も増えております。
朝、私がゴミ捨ての準備をしていると、ボンが朝ごはんもそこそこに、
ドアの前でスタンバイ。
「ナァァ~ン。ナァァ~ン。」
(おっと、どっこい。
出る気、まんまんじゃないかい。)
片手で、ボンを抱き上げ、中にほうり入れると
「ナァ」
出ていく私を、振り返りながら残念そうに見送るボン。
(なにせ、おっとりのボンボンですんで)
それでも、何回かに1回かは、ドアを開けるそのタイミングで、
トンと玄関に下りてきて、開いたドアの隙間から、
ヒョコヒョコと出ていく。
まるで、送り出してもらったかのように、慌てもせず、
玄関から2、3歩で、伸びをしたり、ゴロリンしたり・・。
まわりをうかがい、「はて、今日はどの方面にまいろうかニャ~」と思案のご様子。
今日は、いいお天気だニャ~
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150429/21/neko-tomotyan/56/0d/j/o0369033613291067790.jpg?caw=800)
(よし、今なら捕まえられる。)
しかし、そんな私の気配を感じとってか、こちらを一瞥すると、
一目散に、どこでもいいやとばかりに、走り去る。
(いってらっしゃい。早く帰ってくるんだよ。)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150429/21/neko-tomotyan/9a/3c/j/o0448030413291067791.jpg?caw=800)
こちらは、ハナコ。
パトロールでは、先輩です。
ネコって、一体、お外で何をしているのだろう。
後を追ったこともあったけど、すぐにその姿は景色のどこかに紛れ込んでしまった。
帰りが遅い時は、探しにも行くけど、まずもって、見つかることはない。
ネコは、警戒心が強いから、自分の身を隠すのは忍者なみに得意だ。
我が家のまわりは住宅が立ち並んでいて、近くには、舗装していない駐車場もある。
きっと、家と家のあいだを走り抜けて、駐車場の片隅で草の匂いを嗅いだり、たまには虫を見つけたりしているのでしょうね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150429/21/neko-tomotyan/f4/27/j/o0336041813291067789.jpg?caw=800)
ネコのあのちいさい頭の中には、きっと、
ご近所の地図がはいっている。
それは、人間が考える地図とは違う。
真ん中に、帰るべきスイートホームがあり、
その周りをお馴染みのテリトリーが囲んでいる。
その中には、いざという時に身を隠せる退避スポットも点在しているはずだ。
それは人間の目には決して見えない。
そこにそんな空間があったのかと思う、ひそやかな暗がり。
そこで時々は、一休みしながら、ワクワクの冒険を探しているのかな。
目を糸みたいに細くして、明るい空を見上げたら、スズメやハトが飛んでいるのをどんな気持ちで見るんだろう。
アリンコやバッタにだって遭遇するはずだ。
たまには、小学生に見つかって、慌てたこともあったはず。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150429/21/neko-tomotyan/1e/89/j/o0448033613291066963.jpg?caw=800)
去年の秋には、ひっつきむしの草の実を
いっぱいつけて帰ってきた。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150429/21/neko-tomotyan/b5/ac/j/o0336040613291066965.jpg?caw=800)
お隣の門柱の上も、ネコには安心な展望スポット
外の風景の中に置いたとき、そこには、
きっと家では見ることのないネコの姿がある。
それは、人間には想像するしかない
ネコの秘密の世界。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150429/21/neko-tomotyan/4f/22/j/o0336044813291066962.jpg?caw=800)
お帰り。ハナコ。でも、まだお外がいいみたい。