春の足音 ―― 花もネコも | にゃにゃ匹家族

にゃにゃ匹家族

ねこ家族のつれづれと折々のことなど綴ります。

弥生3月。
ここ関西は、冷たい雨で始まりましたが、冬の乾燥した空気にさらされていた植物にとっては、潤いの慈雨となることでしょう。
冬のコートをなかなか手放せない人間とは違って、植物は春の準備を、着々と始めているようです。



昨日、気が付くと、玄関先では、ボケの木がまるいお豆さんのような蕾をたくさんつけていました。




寄せ植えの鉢では、ミニばらが、赤い柔らかな新芽を伸ばし、花の準備をしています。



冷蔵庫から出してきたニンジンは、


冷たく暗い庫内にいたにもかかわらず、なんと、新しい葉を伸ばそうとしているではありませんか。



冬のあいだは決してこんなことは見られなかったのに、季節の巡りを、冷蔵庫の中で感じ取るニンジンの生命力に驚きです。

冬の間、コタツやヒーターのそばで番をしていたニャニャ匹も、

「そろそろ、パトロールを再開しなくちゃにゃー」と、

このところ、玄関が開く隙を、虎視眈々と、いえ、猫視眈々と狙っておりました。

そして、昨日、ボン出動成功。




まず、伸びを1回して
「やっぱり、シャバは、広くていいにゃ~」


ごろりんごろりん 


車の音に、
「ん、にゃんの音だ?」

「だいじょうぶかにゃ~
よし、こっちに来ないぞ」




「では、探索 開始だニャ」


数分後、おなじみのルートを一回りして、
満足げな顔で、帰ってきました。
「異常なしだニャ~」