黒猫ジョリのパラレル大冒険①②をお読みでない方は
こちらから読んで下さいね
その② https://ameblo.jp/neko-spi/entry-12624449645.html
ジョリの行きつけの病院は
猫ボランティアがオーナーの
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ちょっと変わった病院で
臨床経験を積むために来る若いドクターの
入れ替わりが多いところでした
異変を感じ
慌ててジョリを連れて行ったその朝も
初めましてのドクターに当たったのですが
病院から「お得意さま」扱いされるほど
足しげく出入りしてるので
見かけた事も無い先生に当たるのは珍しく
「あれ
」っと
」っと思ったのです
しかもその先生
新入りのはずなのに
ヤケに病院に慣れた様子で
「あれ」っと
」っと思ったのです
ただ
そんな事に構っている場合じゃない
「何か変なんです
またあの発作が起きるに違いないと思うのです
点滴してあげて下さい〜
」と
」とまくしたてました
症状が出ている訳でもなく
飼い主のただの「勘」で「入院させろ」っと
」っとゴリゴリ言われ
戸惑う先生に
必死の思いでジョリを託しました
夕方になって面会に行くと
思った通り
虚脱状態になったジョリが
入院用ケージのステンレスの床に
力なく横たわっていました
行きつけの病院は
夜間は先生が不在で
容態が急変しても
対応が出来ない病院なのです
「夜中に発作が起きて処置できなければ
死んでしまう」
そう思った私は
夜間救急へ電話して
ジョリを預かってもらえるよう頼みました
眠れない夜を過ごし
翌朝1番で夜間救急へ行くと
ぐったりと意識の無い
彼女が待っていました
「また夜間に発作が起き
脳圧を下げる処置をしました」とドクター
あのまま
無人の病院に置いておかなくて良かった
虚脱を起こしているジョリを連れ
タクシーを走らせながら
「静脈点滴をすれば生き延びる
でも、、、
永遠にこの状態を続ける訳にはいかない
どうすれば、、、」
そんな暗澹たる氣持ちで
行きつけの病院へ着くと
昨日の新しいドクターが迎えてくれました
夜間救急からの報告書を読み
一通りの診察をした後
その新入りドクターが
「ジョリちゃんに
抗生剤を使ってみてもいいですか？」
っと聞くのです
「耐性菌が出来しまって
ジョリに効く抗生剤は無いのでは？」と私
「新薬があるのです」
「はぁぁ新薬ぅ〜
」
新薬ぅ〜」３日前まで
存在していなかったはずの新薬が、、、
「こつ然」と現れたのです
「そんなのがあるなら
何でもっと早く言ってくれなかったの
」っと
」っと叫びたい氣持ちを
ぐっ、、とこらえ
「可能性があるものなら
何でも使って下さい」っと
」っとお願いしました
結局、発作の原因は分からないまま
静脈点滴で抗生剤の投与をすることに
でもでもでも
その後
虚脱も発作も
再発しなかったのです
結果的に
その新入りドクターが下した診断は
「敗血症」
敗血症とは
感染症に対する制御不能な生体反応に起因する
生命を脅かすような臓器障害のこと
ウィキペディアより
一週間の入院治療の後
お陰さまで
ジョリは無事に退院でき
死の淵から生還したのでした
沢山の人に支えられ助けられ
彼女は今も元気に過ごしています
おわり
これがジョリと体験した
始めてのパラレル大逆転劇の顛末
彼女との大冒険は
語り尽くせないほどありますが
またの機会にご紹介出来れば
最後までお読み下さり
ありがとうございました
１人１人が望む世界へ「GO TO」
」YUKO
１００日ブログ🌟45日目
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