邪馬台国論争 「日本と新羅の祖」
【 新羅の祖 】
新羅の建国は前57年で建国の祖は、姓を「朴(ぼく)」、名を「赫居世(かくきょせい)」、王号を「居西干(きょせいかん)」という。赫居世は、卵から生まれ13歳で即位したとされ、重臣に「瓠公(ここう)」という倭人(瓢を腰に下げて海を渡って来たと伝承される人物)がいる。
一方で日本側の伝承(「新撰姓氏録」右京皇別条)では、新羅の祖は稲飯命(いないのみこと)で、彼は鵜葺草葺不合命(うがやふきあわせずのみこと)の子で、神武天皇の兄にあたるとされる。両者の伝承を合わせると、「新羅の祖=赫居世=稲飯命(神武天皇の兄)」という事になるように思える。
「新撰姓氏録」右京皇別条:新良貴 彦波瀲武鸕鶿草葺不合尊男稲飯命之後也。是出於新良国。即為国主。 稲飯命出於新羅国王者祖合。日本紀不見。
撮影 阪急苦楽園口駅近くの夙川沿い
【 ゲマトリア等 】
以下数値で彼らの素性を推理してみる。
<居西干>
王号の「居西干(きょせいかん)」の3種ゲマトリア。
- Kyoseikan(居西干) 615 660 110
Englishゲマトリアが”660”を示していることが目を引く。”66”は66巻ある聖書の中の66番目であるヨハネの黙示録の象徴となり得る数値である。過去記事で神武天皇が”66”および”666”と言う数値によって強くヨハネの黙示録と結びついている可能性があることを見ているので、神武天皇と赫居世が兄弟だという説はあり得るように思う。また新羅の王号が”660”を示していることは、新羅の王統がイエス・キリストの系譜と関係を有する可能性をも示している。
<瓠公>
赫居世の重臣である「瓠公(ここう)」を単純に数値化し、少し操作を加え、それと「瓠」の画数を調べる。
- kokô瓠公⇒11.15.11.15⇒(11.11)(15.15) ⇒22.66
- 瓠⇒夸(6画)+瓜(6画)⇒66
“66”は上で見たように黙示録の象徴となり得、また黙示録は全22章よりなるので”22”も黙示録の象徴となり得る。したがって赫居世の重臣で倭人とされる瓠公は黙示録の象徴となり得るように思う。なお、赫居世と瓠公には同一人物説がある。
<稲飯命>
日本側の伝承で新羅の祖とされる稲飯命(いないのみこと)の稲飯を単純に数値化してみる。
- Inai稲飯⇒9.14.1.9⇒33
過去記事で”33”は神の世界の象徴となり得る数字である事を見ている。黙示録には神の世界を舞台とする場面が多くあるので、少し弱いが「稲飯」も黙示録の象徴となり得るように思う。またInai(稲飯)とInari(稲荷)は非常によく似ているが、過去記事で”Inari”はイエスの磔刑と強く結びつく言葉であることを見ている。
【 結論 】
全て推測になりますがまとめてみます。
- 日本の祖とされる神武天皇と新羅の祖とされる赫居世が共に、数値の上からはヨハネの黙示録の象徴となり得、かつ日本側の伝承では神武天皇と赫居世が兄弟(鵜葺草葺不合命の子)であるとされることは、日本と新羅の建国が深く繋がっている可能性を示している。
- この両者を繋げているのは黙示録のイエス・キリストであり、数値としては57が重要な意味を持つように思える。
- 日本、倭国、新羅の王の系譜は、(磔刑の)イエス・キリストと関連性を持っている可能性がある。