イエスに従った三人の婦人 「全体像」
やさしさに包まれたなら - 荒井由実
【 イエスに従った三人の婦人の一覧 】
聖書はイエスに従った三人の婦人を幾つかの場面で、数種の名前で呼んでおり、過去記事でそれらはイエスの母(聖母マリヤ)と二人の祖母(父方:マグダラのマリヤ、母方:エリザベト)の別名だと措定しています。福音書ごとに、登場場面と呼び名をまとめてみます。
★七つの悪霊を追い出してもらった三人の婦人(ルカ)
- ルカ8:2-3マグダラと呼ばれるマリヤ、ヘロデの家令クーザの妻ヨハンナ、スザンナ
★十字架上のイエスを見守り看取った、三人の婦人(マタイ、マルコ、ヨハネ)
- マタイ27:56マグダラのマリヤ、ヤコブとヨセフとの母マリヤ、ゼベダイの子たちの母
- マルコ15:40マグダラのマリヤ、小ヤコブとヨセとの母マリヤ、サロメ
- ヨハネ19:25イエスの母、母の姉妹とクロパの妻マリヤ、マグダラのマリヤ
★墓を訪れた三人の婦人(ルカ)
- ルカ24:10 マグダラのマリヤ、ヨハンナ、ヤコブの母マリヤ
神戸まつり 画像と記事は関係ありません
【 三人の婦人の措定 】
<聖母マリヤ>
イエスには4人の兄弟たち(ヤコブ、ヨセフ、シモン、ユダ)がいることをマタイ13:55が記しています。「イエスの兄弟=聖母マリヤの子供」だと考えれば、「(マタイ)ヤコブとヨセフとの母マリヤ」、「(マルコ)小ヤコブとヨセとの母マリヤ」は聖母マリヤの事だと考えられます。ヨハネの「イエスの母」はそのまま聖母マリヤのことだと考えられます。⇒上述「一覧」の赤字の名前の措定は「聖母マリヤ(イエスの母)」
<マグダラのマリヤ>
婦人の中の一人をマタイ27:56、マルコ15:40、ヨハネ19:25、ルカ24:10は「マグダラのマリヤ」と、そしてルカ8:2は「マグダラと呼ばれるマリヤ」と記しています。これらは新約聖書で一般にマグダラのマリヤと呼ばれる人物と同一だと考えられます。当ブログではマグダラのマリヤを「イエスの父方の祖母」に措定しています。上述「一覧」の青字の名前は「マグダラのマリア」
<残った名前>
三人の婦人を聖母マリヤ、マグダラのマリヤ(イエスの父方の祖母)、エリザベト(イエスの母方の祖母)に措定すると、上記の措定以外で残る名前は次のようになります。
- ルカ8:2-3の「ヘロデの家令クーザの妻ヨハンナ」と「スザンナ」 ⇒ どちらかが「聖母マリヤ」でどちらかが「エリザベト」ということになる。
- マタイ27:56の「ゼベダイの子たちの母」⇒ 消去法で「エリザベト」だと考えられる。
- マルコ15:40の「サロメ」⇒ 消去法で「エリザベト」だと考えられる。
- ヨハネ19:25の「母の姉妹とクロパの妻マリヤ」⇒ 消去法で「エリザベト」だと考えられる。
- ルカ24:10の「ヨハンナ」と「ヤコブの母マリヤ」⇒ どちらかが「聖母マリヤ」でどちらかが「エリザベト」ということになる。
上の残った5項目の考察は、可能なら別記事で書きたいと思っています。
