
しかも予約した方が良いとあったのにいきなり行く予定の私たちはできれば開店と同時にお邪魔したかった。
オリーブ園を出たのが少し遅れて到着12:00近くなってしまったので少し心配しながら向かいました



案の定ね、数量限定のお弁当ランチはもうなし。
ひしお丼のみでした~。
良いんだ、ひしお丼が食べたかったのだし

この辺りのご当地丼であるひしお丼(醤丼)

定義は、小豆島の魚介やら野菜やらオリーブやら地元の食材を、これまた地元の醤の郷で造られた醤油やもろみで味付けしたもの、ということ。
なので、海鮮丼であったり野菜丼であったりと上に乗る具に決まりはないのです。
産地のものであれば良い。
だからお店によって内容がだいぶ異なるようです。
さて、今回私が来たかったお店は野の花(ののか)さん。
高台に建つ一軒家というから洋風な建物想像していたけれど全くイメージと違いました~。
良い意味で

入り口は日本家屋のようで素敵なお庭が広がってます。







(先客がいたり団体さんの予約があったりでテラス席には入れませんでした
)




この家具良かったなぁ。
シンプルでムダがなく、でもオシャレ。
そしてとーっても軽いんです。
椅子を引こうとしてあまりの軽さに勢い余った…。
何の木を使っていたのだろう。


落花生のようなケースは楊枝入れ。
手前のケースはガーリックと椎茸の香りをつけた自家製オリーブオイル。
落ち着きなくキョロキョロと店内見回していたら(
)、お楽しみのひしお丼がやってきました






小鉢は左から、
・自家製ところてん
・キュウリ、じゃこ、海老の酢の物
・果物(グレープフルーツ、イチヂクetc.のゼリー寄せ)
椀物はにゅうめん

ものすごい透明感

上品な薄味で、途中からテーブルに添えてあった自家製オリーブオイルを垂らして風味に変化をつけていただきました。
メインのひしお丼ですが、すごく美味しかったです~

一体何種類の具を乗せているの?!って驚きのほか、最初は煮干のような小魚が食べにくそうだなぁなんて思ったりもしたのです。
ところが、全ての食材が混ぜて食べても邪魔にならない絶妙な食感になっているんですよ
小魚はサクサク。
白身魚(たしかオキと言っていた)はフワフワ。
お野菜たちもそれぞれに硬くなく、ボソボソにならずほんと絶妙。
素揚げしているのですが、揚げ具合にとても気を遣っているのではないだろうか。
サラダ、温泉卵、お豆腐の冷たい具もあり温度も絶妙。
さらに言えば濃くなりすぎない醤油の味付けも絶妙。
醤丼なのに食べていて喉が渇いてこないんです。
かといって物足りないほど薄味でもない。
ここに来れて良かった~と思えるランチでした


















お庭を少し眺めつつお店を後にし、駐車場とは逆方向に少し寄り道。
来るときに「一本松」と言う、気になる立て札見たんですよね。
小豆島に旅するに当たって夫婦で「二十四の瞳」を読んだのですが、「一本松」というのはあの一本松のことか?!と。
小説の中に出てくる分教場などは、小豆島地図にも載っており、映画村まであったりするの。
でも、大石先生の家の近くの一本松についてはガイドにも地図にも載っていなくて。
実在しないのか?とこっそり気になっていたのですが、実は夫も気になって見たいと思っていたらしい。
で、立て札を見て2人してドキドキしながら確認に向かったのです。
本物でした~


だが小さい…

こんなので岬の向こうから見えるわけないのでは…?

と思ったらですね、2代目だったようです。
先代は台風で倒れてしまったと。
(てっきり戦争で伐採、焼失でもされたかと思いました。)

行けて良かったです