戦後の好景気と戦争 | 久蔵

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落語と歴史のブログ

1950年代半ばに高度経済成長が始まった、1955年から1973年までの約20年間この時期の経済成長率は10%を超え続けた

 



幕開けとなる最初の大型景気は神武景気と呼ばれ経済白書には「もはや戦後ではない」と記された、以降順次、岩戸景気・オリンピック景気・いざなぎ景気が到来した

1950年には朝鮮戦争が勃発し日本はアメリカを主力とする国連軍の後方基地と化すなかで軍需物資などを米軍が日本に発注する状況が生じた朝鮮特需があった

最長の好景気であるいざなぎ景気は1965年の北爆によって本格化したベトナム戦争に伴うベトナム特需が一因となった、そのさなか日本の国民総生産は西ドイツを抜いて第二位となった

 

欧州情勢

・英は建国以来、勝たなくとも負け戦はしない
・仏独伊は一つの国で英と敵対したが仏独は相性が悪い
・仏独伊分割後、仏はいつも英についていく
・独単独は強く独と組むと独とともに不幸になる

・難民問題や英のEU離脱、東欧の共産回帰傾向
・ドイツはアジアの問題に関わりたくない
・豪州やNZ、東南アジア諸国は欧米より大陸寄り


世界史には
①米英仏vs.露中独
②米vs.露中
③英仏vs.独
の法則がある

近代戦争での米英仏独露中と日本の同盟関係はこれらの法則に影響している

日本は米と友達関係を続け露中と対立するのか、再び日英同盟で露中を牽制するのか



①は世界大戦
②は東西冷戦
③はユーロ圏経済内戦

世界のパワーバランスは東西冷戦を経て

英仏・米・露中
国際連合常任理事国


 

独・日本
軍事強国から敗戦後経済大国
常任理事国派閥のキャスティングボード

印、豪・南米・アフリカ
次期大国と新興国
常任理事国派閥のバランスを揺さぶる

 

オリンピックやプロスポーツ結果も関連している、近代欧州スポーツは軍予備隊だったという

 


球技の多い欧州、中世戦場の余暇は敵軍の人頭で、というエピソードはまんざらでもない