今更ではございますが、私も見て参りました。
●大ヒット中「カメラを止めるな!」の感想
カメラを止めるな!
を観てきました。
公式サイト:https://kametome.net/
もはや言わずと知れた大ヒット映画!
当初は大阪での上映は9月とかって話だったのに、あまりの反響にTOHOシネマズさんが動いてくれて早々に鑑賞することができた作品です。
本作を観てきた感想をざっくり一言でいうと
すっげー面白い・・・けど
という散々良い評判は聞いていただけに存分に楽しめた映画ではあったのですが、ちょっと言いたいこともあるような状態です。
もうちょっと詳しい感想を書いていきます。
●今更言うまでもないけど、面白い仕掛け映画!
もう散々良い評判が巷を駆け巡っているので、私が改めて言及するのも恥ずかしいぐらいなのですが、すっごく面白いですね。
具体的にどう仕掛けが用意してあるのかは話すとネタバレになってしまうので、具体的には挙げませんが(このブログの感想記事は基本ネタバレなしでやっているものでして。)
映画を作るのってなんて大変なんだろう。
・・・だけどなんて面白いんだろう
って気持ちを抱かせてくれる、素敵なクリエイティブムービーでした。
何か物を作るときにアドレナリンがドバドバ出てくる瞬間ってのがあるんですが、まさにその体験をまじまじと映画館で味わえるところが魅力的な映画です。
同じくクリエイティブムービーとして、「ブリグズビー・ベア」もオススメです。
本作をざっくり説明するときに、
アンジャッシュのコントを長編にした映画と表現しております。
若干矮小化した表現な気もするのですが、真意としては万人が自然と特殊な構造の物語を楽しめるようにできているってことなので、褒めてます。こういった部分が、ここまで爆発的なブームにつながっているのかなぁ・・・なんてことをぼんやり思います。
いまだに良い例えかどうか迷っている表現ですが。
●ここまで大ヒットしてしまったばかりの悲劇
ただ唯一残念だったのが私のハードルが上がりに上がりきってしまっていたこと。
スタートの上映館数が2館だった本作ですが、実はすでにこの正式上映前から、その筋の事前鑑賞者からすこぶる評判が良かったということもあって私の本作に対するハードルって上映開始時点ですでに上がっておりました。当時は関西方面の上映が行われておらず、東京方面の熱狂を横目に悶々とする日々が続いておりました。
さらに間の悪いことに、ついに本作の大阪上陸が決定というタイミングで、私の方が多忙で映画館に行く予定が生まれなかったり、結局そもそも即満席で気軽に観に行けないという状態に陥ってしまっていました。
私がやっと観に行けるころには大阪TOHOシネマズ梅田の1番スクリーンという西日本最大サイズのスクリーンで拝むような事態になっていました。
なんというか・・・
待ちすぎました。
上がりに上がりきってしまった私のハードルにはすっかり何百憶のビックバジェット級の期待が生まれてしまって、結果的に見終わった後にどこか物足りなさを感じてしまいました。
また、そのスクリーンサイズも過剰でTOHOシネマズのTCXとは、作品のボリューム感が不釣り合いな感じがしてしまいまして、観終わったあとに、「ミニシアター系の映画館で観たかったなぁ・・・」なんていう今まで感じたこともない不思議な気持ちを抱いてしまいました。
諸々に関しては「カメラを止めるな!」が悪いんじゃなくて、単純にめぐりあわせの話なんだとは思いますが、出会い方を間違えたなぁ、という具合でした。難しいところです。
梅田の1番スクリーンはくそデカいので、関西圏の皆様は一度は体験しておくべしです。
そんな感ジ。
もはや良い悪いは抜きにしても、今年の夏・・・どころか2018年の日本映画市場を代表する一本ということで、まだ観ていないという人は、せっかく2018年のこの時期に生きているんだからこそ、観ておいて損はない一本だと思います。
必ず「なるほど!」と思える映画なので、そこそこのハードルで足を運んでみて下さい!
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