前評判が良かったのでかなり楽しみにしておりました。
●R指定マーベルヒーロー映画「デッドプール2」の感想。
デッドプール2
を観てきました。
公式サイト:www.foxmovies-jp.com/deadpool/
手堅くIMAXで観てきましたよー。
「ウルヴァリン」に次いでFOXのマーベル映画を担うアンチヒーロー「デッドプール」の第二作目。
監督は「1」のティム・ミラー監督から「ジョン・ウィック」や「アトミック・ブロンド」のデヴィッド・リーチ監督にバトンタッチです。
本作を観てきた感想をざっくり一言でいうと
いやぁ・・・めっちゃ面白かった
という感じで非常に満足。
もうちょっと詳しい感想を書いていきます。
●アクションもギャグもテンポも良し!軽快なハイセンスヒーロー作品
非常に前評判が良かったので、楽しみにしていたのですが、しっかりと期待に応える衝撃作でした。
独特のアクションはもちろん、Xフォースの面々を扱った悪趣味な中盤の展開、クライマックスの様々なキャラクターが入り乱れるハチャメチャっぷりなど、「1」以上のサービス感が感じられる魅力的な映画でした。
終始、すっごく楽しく観ておりました。
まさかこの後にあんな展開が待っているとは思わなかった・・・。
新キャラクターのケーブルやドミノもまた味があって素敵。
特にドミノの見せ方は、「ここまで映画で映えさせがいのあるキャラクターなのか・・・」と、感動さえしてしまうほどでした。
怖くて私は二度と鑑賞したくない「ファイナル・デスティネーション」を思わせる後半のドミノ戦の仕上がりも意外とげらげら笑えて面白かったです。
●アホなフリして意外と高尚なところがまた憎い
そして軽くてふざけているようで意外と、映画などのサブカル方面の知識がないと100%楽しめないところが「デッドプール」の敷居の高いところ。
みんなが度肝を抜くラストの“アレ”とか、劇中などで飛び交う映画作品のタイトルとか、カメオ出演している有名人だとか・・・元ネタを知らないと理解できないネタ、そして決して多くが理解できるとは思い難いネタ、それがポンポン出てくる甘くなさがまた「デッドプール」らしいです。そこに唯一無二性を感じます。お子様無用の辛口なヒーローとして、この「デッドプール」らしさは今後も失わないで欲しいなぁと思っています。
徹底的に大衆ナイズされたディズニーサイドのマーベルヒーローとは一線を画すその仕上がりに、マーベル映画がディズニーだけのものになっていなくて良かったかも・・・なんてことも感じてしまいました。
ちなみにこれは「フラッシュダンス」って映画が元ネタのビジュアル。私も未見です。
●アニメーション好きこそ知っておきたいスーパーヒーロー着地講座!
で、本来アニメに関して寄稿しているアニギャラさんに、実写映画でありながら「デッドプール」に準じた記事を寄稿しました。
http://anigala01.com/2018/06/04/super-hero-movie/
というのも日本アニメーションにも縁の深い“スーパーヒーロー着地”にフィーチャーした記事となっております。
新キャラ・ユキオは、「マイリトルポニー」のピンキーパイみたいだと劇中で言及されるなど、アニメファンも「おっ」と思うネタが紛れているのも「デッドプール」の面白いところ。オタク的リテラシーが試される映画なのは間違いないですわ。恐れ多くも、私も「今のどういう意味だろ?」ってシーン多数だったので、どちらかというとわかんない側の人間の気持ちではいましたが。
ユキオとピンキーパイ。忽那汐里ちゃん、すっげーいい役手に入れて良かったですなー。
100%楽しむのは高難易度だけど、深みと考えれば非常に魅力的なお下劣高尚映画でした。
今年を代表する一作としてぜひともチェックして欲しい一本です。
まだ間に合うとはいえそろそろ上映末期ですので、鑑賞はお早めに!
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