本当は「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の感想を週末中にあげたかったのですが、なかなか感想がまとまっておらず、週明けまでお待ちいただければと思います。
というわけで、今日は中国作品話。
ちょっと前に中国のパクリウルトラマンのニュースが話題になったのはご存知でしょうか。やけにアゴがしゃくれていて違和感のあったあのウルトラマンです。
元気があれば何でもできる!
そもそもこのウルトラマンが登壇したイベントというのが映画のイベントだったようで、その映画がこの秋に中国で上映予定です。その映画がまさにうちのブログの対象作品というような映画だったのですよ。
その映画が「钢铁飞龙之再见奥特曼」。
ポスターの手前のやつらが全くウルトラマンじゃねーじゃねーか!ってツッコミたくなりますがこちらは「钢铁飞龙」という中国のヒーローアニメシリーズ。今回の劇場版は「钢铁飞龙」とウルトラマンのコラボ作品というわけですね。
俺たちの映画でもあるのさ。
というわけで、てっきり中国が特撮作品のウルトラマンを改めて作るのかと思っていたのですが、今回の映画は3DCGアニメ作品としての登場な様です。アニメ映画ですので、まさにうちのブログで取り上げねば!って作品だったという話なのですね。
発表されているスクリーンショット達。ドラゴンみたいな怪獣もいますね。
そもそも中国では、戦隊シリーズや仮面ライダーよりもウルトラマンの方が町中での露出も大きく、特に「ウルトラマンティガ」はお菓子のパッケージでコラボされていたりと元々中国の子供たちに人気のヒーローだったりします。そんなわけでキッズをターゲットにした作品としてはウルトラマンのコラボはもってこいなわけでして、「钢铁飞龙」の映画に取り入れられたみたいです。
もちろん今回の映画は、ウルトラマンの版権元・円谷プロダクションは一切関わっておりません。
産経ニュース:“中国のウルトラマン”騒動 円谷プロ「無許諾」と再度反論
抗議するとは言っているものの、中国でのウルトラマンの版権話って結構複雑でして、中国の最高裁で円谷プロが敗訴しているという過去があったりします。
ハフィントンポスト:ウルトラマン裁判、中国最高裁で円谷プロが敗訴 ユーエム社「中国版ウルトラマンでリメイクも」
「カーズ」のパクリ映画みたいに勝ちを取りに行ける問題かといえば、結構厳しそうな案件なわけです。となるとこのまま10月1日の公開までさらっとこぎつけそうな感じはしますよね。
いろんな事情が絡み合って、ゆがんだ次元の中で生まれたような存在のこのウルトラマン映画。果たしてどんな出来なのか、どれくらいの興行成績を収めるか、は気になるところです。新たな別次元のウルトラマンの誕生に、私は少しワクワク感もあるのですが、果たして映画の行方は!?このブログでも映画の続報を追っていきたいと思います。
「早くおいでー!」 by 別次元ウルトラマンの先輩・ハヌマーンさん。
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