「ラ・ラ・ランド」の感想。剛速球をぶつけてくる豪華絢爛ミュージカル映画 | アニメ映画情報ブログ【 ねじまき恋文のヤブレター 】

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アカデミー賞の作品賞は逃してしまいましたが、最多受賞を得た作品です。

 

 

 

ラ・ラ・ランド

を見てきました。

 

 

 

日本よりもちょっぴり先に中国の映画館で、奥さんと一緒に鑑賞しました。

見てきた感想は

 

 

すっげー綺麗で

すっげー切なくて

すっげー好き

 

という個人的にはかなり好きな部類の一作でした。

ただ、賛否両論意見が飛び交ってる作品でもあります。まさに奥さん的にはいまいちだったらしく、身近に反対派が居るのは面白かったです。色彩は褒めてました。

 

 

見てきた感想をもうちょっと詳しく書きますね。

 

 

 

 

 

 

 

●乗れるか乗れないかが実は大きい一作!

 

 

冒頭から、これでもかってぐらいの「これはミュージカル映画ですよ!」と主張するシーンがいい感じのリトマス試験紙になる気がする本作。ぶっちゃけここで乗れるか、乗れないかが大きい気がします。

 

 

どうしたこいつら。

 

 

渋滞するハイウェイで突然始まる“ミュージカルシーン”。

これってあり得ないし、突然だし、全然意味がわからないのですが、すっごく綺麗だし、楽しいし、面白い掴みになっています。で、それが全編にわたって繰り広げられるわけでして、全編に渡ってあり得ないし、突然だし、意味わかんないんだけど、すっごく綺麗で楽しくて面白い。そんな按配なんですよね。

 

で、私は割とこういったルール説明さえあれば飲み込めちゃうタイプだったので、全編に渡って不可解感なく楽しめました。本作のように冒頭でフィクションラインを提示してくれると、ルール説明がされているようで、すっごく映画を楽しみやすくていいなぁと思いましたですよ。

 

 

こういうスクリーンショットだけでも分かる明確な「色が綺麗」力!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●オマージュとか音楽観とかどうでもいい派こそおすすめなのかも

 

 

本作は、エマストーン演じるミアと、ライアンゴズリング演じるセブの恋愛物語。「アメスパ」以来エマストーンファンですし、「ドライブ」以来ライアンゴズリングファンでもある私にとっては、もう最高のキャスティングだと思っております。(小並感)

 

 

ピアノは実際にライアン・ゴズリングが演奏しているのですと・・・。すごい。

 

 

天にも舞い上がるような気持ちを、表現する中盤のあの展開とか、まさにそうなんですが、恋愛劇や夢に対する葛藤・・・なんならストーリー自体はある意味ド直球ストレートな話。「夢追う二人が、恋愛に発展するも、すれ違いに発展し・・・XXXX」みたいな数行でまとめられるようなストーリーしかないのです。ですが、主演のお二人の演技力や、画面の色彩、歌と踊りの味付けなどが組み合わさってまったくそのストレートっぷりに簡素さを感じさせない新鮮味のある映像に仕上がってるのが見事でした。

 

 

ミアが映画上映中のスクリーンの前に立っちゃうシーンがあるとか、セブのジャズ観が好きになれないとか、『気に食わない人が居るのも分かる』演出はちょいちょいあるのですが、そこんとこにうるさく言いたい気持ちがない私としては問題なし!それよりも夢追い人の二人が懸命に未来に突き進んで迎えるあの結末は・・・もう、なんと言っていいのか、放心状態にならざるを得ないほど圧倒されてしまいました。

 

 

イエローモンキーな私には、エマストーンが白すぎてちょっと怖い。嫁さん曰くには目がでかすぎて怖いってさ。

 

 

様々な過去映画のオマージュもされているようですが、はっきり言ってそういうの分かってない私でも全然楽しめました。映画知識が深くない人も、単純に好きか嫌いかを是非劇場に確かめにいって欲しいなぁ、と思う次第です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミュージカル自体はそんなに好きではないものの、私は本作、大満足でした。ミュージカル映画として、というよりは恋愛映画として大好き。大ヒットしているようですし、行くか行かないか悩んでる人は、是非見に行ってもらって、好きか嫌いかをジャッジしてくださいな。

 

 

 

 

 

 

そして、見た人は笑えるこちらのパロディ動画もおすすめ。あるシーンが、視点を変えると超絶ホラーになるという例。映画を見てないと全く面白くないので、絶対本編を見てからチェックして下さいね。

 

 

 

 

 

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ラ・ラ・ランド-オリジナル・サウンドトラック(スコア)

 

 

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