今年の3月の頭ぐらいに中国で公開されて、その時に見た映画です。
西遊記
孫悟空VS白骨夫人
を見てきました。
彼女に誘われて見に行った一作。
続編作なんですが、「1」は見ていません・・・が、まあシンプルに西遊記をなぞった一作っぽいので西遊記がどんな話かを知っていれば大方問題ない話なので、そんなに気になることではありませんでした。
猪八戒と沙悟浄も出てくる・・・けど、沙悟浄は河童じゃないです。っていうか河童なのは日本だけ。
見てきた感想をざっくり一言で言えば
気分が胸糞悪い映画
でした。
出来の善し悪しとか以前に、本編中の孫悟空がかわいそうでかわいそうで、怒りや哀しみの感情が非常に強かったのですよ。
どういうことかもう少し詳しく書いていきますね。
●孫悟空が不憫すぎる悲劇
今回の西遊記のエピソードが非常に私の苦手なタイプの映画でした。
どんな話かというと、
永遠の美貌を維持するために三蔵法師を狙う白骨夫人が、あの手この手で卑怯な手を使ってくるのですが、孫悟空はそれを察知してうまく、敵をやっつけていきます。
が
白骨夫人の手段が姑息すぎて、三蔵法師達はまったく悟空が助けてくれていることを気づけない!それどころか、悟空を叱る始末!!
最終的には悟空が頭を下げてまで許しを請う事態に。
かなり見てるのが辛かったです。
悟空わるない!わるないよ!
一番頑張ってるはずのやつが、一番かわいそうな目に遭うエピソードって、本作にかぎらず様々な創作物で時折あったりするのですが、“これ系”のエピソードは基本的に私嫌いなので、うまく解消してくれなければ、問答無用で「なんか嫌な映画だったな」って感想に落ち着いてしまいます。
で、今作は正直うまく解消されなかったので、“なんかいやな映画”でした。
●驚き半分、
がっかり半分の映像の特殊効果
今作は3DCGなどを駆使して、いろんな敵やアクションを楽しめる映画となっております。アジア版「スノーホワイト」とはよく表現したもので、確かに『おぉっ』と思わせる映像は度々ありました。
中でも、敵の妖怪が半分煙状態となって悟空に襲ってくる様は、かなりカッコ良い!
実写版モクモクの実ってこんな感じなのか!と感動いたしました。
(※ONEPIECEに出てくる食べると煙状態になれる悪魔の実)
これが実写版モクモクの実だ!是非映像で見て欲しい!
一方で、いかにもCGです!という巨大な敵や、グリーンバックで撮影したんだろうなぁ、というあまり実在感のない背景などには結構がっかり。
レビューを見ていると「1」よりはCG効果は解消されているという評価は多いようですが、ここから入った身としては、もうちょっと頑張れるんじゃないかな・・・という按配の冷めた見え方のするCG使いでした。
こういったCGバリバリの映像でドンパチやるのってハリウッドではもう一世代前ぐらいの感じもするので、もっと実際のアクションを生かすようなCG使いになれば尚良いのではないでしょうか。
●ごめん、寝ました。
・・・で、ここまで偉そうに書いておいてなんですが、終盤、居眠りしてしまいました。
クライマックス手前ぐらいでうとうとしながらの鑑賞。
いや、ほんとサーセン。
なのであんまり終盤には正直言及できないのが正直なところです。
あとあと彼女から最後の内容を解説していただきました。
こういう時二人で映画行くのって便利ですな。
中国では大ヒットの一作なので、恐らく続編も作られると思います。
日本に入って来る中国映画自体が限られているので、最新のヒット中国映画はこんなものなのか!という勉強にも良い一作ではないでしょうか。
いねむり案件なのでそんなざっくりとしたレビューでした。
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