「かぐや姫の物語」をやっとDVDで見ました。
ずーっと見たかったのです。
すっごく良かったのですが、私が感じた良さをうまく言語化できなくて
ひっかかりを感じておりました。
ライムスターの宇多丸師匠ならうまく言語化してくれるかな？
という思いで、まだ聞いてなかった
「かぐや姫の物語」の映画評聞きました。↓
溜飲が下がる思いでした。
「かぐや姫の物語」が心でつっかかってる皆様に
聞いて欲しい見事な評論だったと思います。
是非聞いてみてください。
最後の月からやってくる人たちが
“死”“無”という存在だと言われてなるほどなぁ～と納得。
モデルとなっている
「阿弥陀二十五菩薩来迎図」を改めて画像検索して見ましたが
そんな恐ろしい存在だと思うと鳥肌が立ってきます。
改めて、考えると仏様や神様ってたまに
不気味な雰囲気をはらんでいることがありますよね。
表情筋がほとんど死んでるような感じとか白目向いてる感じとか、
やはり畏敬であり異型の存在だと思います。
丁度いま遊んでいるゲーム「ベヨネッタ」は
魔女となって天使達を虐殺していくゲームですが
天使のクレイジーさをビンビン感じる造形でした。
神の話で思い出すのが、
町山さんの「ダークナイト」解説のポッドキャスト。
「失楽園」に登場するサタン（元天使の悪魔）の話を取り上げて、
神がつくった秩序や運命に従うのは家畜であって
それに抗い真の自由になることが“人間”として生きるということ。
そしてサタンこそが人間でもある、とサタンとジョーカーの関連性から
ジョーカー自身の思想を解説しておりました。↓
この人間観というのはまさに
「かぐや姫の物語」にもはまってくるロジックだと思いました。
この人間世界を地獄と例えることも多いですが
例えば、家畜のような社員・・・社畜になっている様は
天国と表現した方が正解なのではないでしょうか。
無心で敷かれたレールにそっていくだけなのは、人間じゃないです。
映画の最後のシーンのかぐや姫状態です。
そろそろGWも明けて、五月病にかかっちゃう
新入生、新入社員も多いと思いますが、
人間として 生きる ということを
この連休に「かぐや姫の物語」を見ながら味わうのも
良いのではないでしょうか。
いつでも陽気に笑っていろ。
どんな時でも 陽気に笑っている奴が 一番恐ろしい奴だ。
・・・とドロヘドロで悪魔が言ってましたよ。
地獄も生き方次第。
家畜にならないようにヘラヘラ生きていきましょう。
まったりふぁいとです。
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