一年半住んでみて分かった、10個の続・中国の映画館のあれこれ。 | アニメ映画情報ブログ【 ねじまき恋文のヤブレター 】

アニメ映画情報ブログ【 ねじまき恋文のヤブレター 】

見るとアニメ映画知識が
ちょっぴり増えるラブレター。
リブログ/リンクフリーですので
お気軽にどうぞ。

              


結構前に中国の映画館について
こんな特徴がありますよって書いた記事がありましたが
あれから一年以上、
いろんな中国の成都の映画館に通ってみて
中国の映画館について
さらに分かった事や、違うなって思った事
があったので、改めてここでまとめさせていただこうと思います。






●中国の映画館にも予告編があったりなかったり

風立ちぬのスクショ


前回の中国の映画館では、上映前の予告編とかを
流したりしないと伝えましたが、
これ、厳密には少し違いました。
大きめで新しい映画館では日本の様に
作品上映前に、今後公開予定の予告編が流れたりします。
ただ、さすがに日本の様に5分近くも
予告編タイムはありません。
多くて3、4作品までです。









●中国人はガチでエンドロールを最後まで見ない

エンドクレジット


中国人は映画が終わり、
エンドロールが開始してまもなく立ち上がり
ほぼ100%の人がエンドロール終了するのを待つ事なく
スクリーンを退場していきます。
恐ろしい、ことに劇場スタッフも待ちきれないようで。
私がただ一人、スクリーンに残ってエンドロールを眺めていても
スタッフが清掃をはじめたり、
最悪の場合、音声や映像を途中で切られます。
エンドロールマニアの私としては
ブチ切れそうになりますが、
もうそういうものだと思うしかありません。
糞が。










●中国の映画館は最後列席から埋まって行く。

映画館の座席


中国の映画館も指定席制になっていますが、
基本的に最後列が人気です。
最後列中央からどんどん前に埋まって行く感じです。
映画館って音響とか考えたら
中央ちょい前ぐらいが良環境と言われますが
そういう認識はそこまで広がってないようです。










●中国の映画館は、場内に通路を二つ設けない

日本の座席


日本の映画館って左右に通路を設けている映画館が
ほとんどだと思うのですが中国は違います。
結構、片側にしか通路を設けていないスクリーンが多いです。
何が困るって、通路側に人が座ってしまうと
後から奥に行く人が非常に大変。
前を「すいません」って言いながら通らなければいけません。
お互いに面倒だしダルい。
中国マインドとして、通路分も座席を用意して
お金取りたいのかな~と想像しますが
これは本当に不便なのでどうにかして欲しいですね。








●3Dメガネは返却制。

3D映画


中国の3D上映作品はメガネを借りる形になります。
日本では、メガネを持ち帰りできたり
マイメガネを持ってくると安くなったりしますが
中国ではまだそういったサービスに巡り会えていません。
むしろ、かならず「壊したら罰金です」的な忠告があります。









●中国では前売り券やパンフレットは販売しない。

スナックズ


中国に限った話ではないのですが
中国では日本の映画館のように前売り券やパンフレットの販売は
ほぼありません。

意外と知られてないのですが、パンフレットなんかは特に
日本特有の文化だったりします。
日本のようにどの作品にもパンフレットが用意されるなんてことはアメリカも含めて、ないことのようです。
販売コーナーにあるのはポップコーンやドリンク、
子供用のおもちゃぐらいです。









●中国映画であっても中国語字幕がついてたりする。

中国語字幕


日本だと、日本語作品に日本語字幕はほぼ付かないのですが
中国は意外と多くの中国作品に中国語字幕を見る事ができます。
TVも同じで、中国語の標準語でTVの人が喋っている下に
しっかりと何をしゃべってるかが字幕表示されます。
中国語にも種類がいっぱいあるってことなどが
理由なのだろうとも思いますが
中国人から直接聞いたコメントとしては
「言ってることは分かるけど、字幕がないとちょっと不安」
らしいです。









●外国映画の歌パートには中国語訳が表示される。

エルサ姉さん


日本でアメリカ映画が上映されて、その作品の中に
日本語ではない歌謡曲が使われることが多々ありますが
ほとんど、和訳して歌詞が表示されたりしません。
ですが、中国は違う。
アメリカの曲とかが流れると、高い確率で
しっかり中国語訳で歌詞が字幕表示されます。
映画のBGMって一応なんらかの意図をもって挿入されているので
歌詞ひとつひとつにも映画を読み解く鍵があったりします。

日本もちゃんと、和訳表示されるべきだと思うので
ここはちゃんと見習うべき点だと思います。











●中国は併映作品を上映しない

ブルーアンブレラ


「シュガー・ラッシュ」
「モンスターズユニバーシティ」「アナと雪の女王」
ディズニー系作品を見て来て分かりましたけど
同時上映短編作品は中国では上映されないですね。
「紙ひこうき」
「ブルーアンブレラ」「ミッキーのミニー救出大作戦」

ないことにされたかのように、いきなり本編が始まります。
私は結構見たいので
ちゃんと併映してください。










●中国の映画館料金は幅が広い

中国上映時間


中国の映画館の料金の幅は同じ日でもかなり広い。
時間帯とかスクリーン、上映日時によって
払う料金にかなりの開きが発生します。
クーポンとか会員カードによっても料金は変わりますが
少ない金額でいけば20~40元で見れたり
100元以上払うことになる場合もあります。
まぁ100元でも日本の通常料金と変わらないぐらいですがね。
日本の映画館は高いと言われますが、実感します。
これで日本は値上がりするっていうんだから恐ろしい。










基本的にはサービス大国日本と比べてしまうので
不満の多い中国の映画館です。
どうにか改善されて欲しいです。
慣れて来たとはいえ、結構ストレスですね。
こういうの。
異文化の中で生きるとはこういうことか。


中国嫁日記(三)
チャイナ・ギャップ 噛み合わない日中の歯車
【ムービー・マスターピース DX】 『燃えよドラゴン』 1/6スケールフィギュア リー
中国映画―百年を描く、百年を読む
Kung Fu Panda Movie Plush MASTER SHIFU 13" Stuffed Animal ぬいぐるみ(並行輸入品)

◆関連記事◆

【SavingSanta】の感想。米国の日本未上映3DCGアニメ映画はまだまだ多し。

中国の映画館へ行ったゾ。私の中国映画館体験。

チャイナ映画館への道:映画館の料金