私が好きなアンパンマン。
今年も映画の上映がはじまりました。
それいけ!アンパンマン
よみがえれバナナ島
を見てきました。
今作は完全に震災後に製作スタートされた作品で
それを意識した「復興」がテーマの作品です。
震災を経た子供たちにおくるメッセージは、
近年のアンパンマンムービーと比較すると
シンプルながらも、大事なメッセージだとおもいました。
というものの・・・
ちょっと今年は残念な出来だったというのが正直な気持ちです。
一昨年の感動の主題歌大合唱や
昨年のアンパンマン全身食われる事件
に比べると
今年はそんなにインパクトがなかったのが惜しいです。
事件の元凶として「こおりおに」というキャラクターがでてくるのですが
このキャラクターの扱いについては
未だに、良かったのか悪かったのか悩んでいます。
今作で「こおりおに」は絶対悪状態の
倒されるべきものとして描かれているのですが
それが正しかったのか、よくなかったのか・・・微妙です。
震災=「こおりおに」って考え方でいくと
このキャラクターを震災の代用にして
いい物なのかって疑問が出てきました。
明らかに普段のビジュアルよりも厳つい顔していたし
「こおりおに」さん、すごく悪いやつに描かれていたなぁ・・・。
自然の脅威と戦うってのとちょっと違ってきちゃう気がしますしね。
今作を“怪獣映画”の文脈で読み取って
バンナの内面=「こおりおに」として展開しているとも解釈できるけど
やっぱりそれでも、なんか気になってしまいました。
「こおりおに」は今作が初登場ではないので
「こおりおに」には「こおりおに」というキャラクターの人格がある分
尚更違和感を感じざる負えなません。
あいつやっつければオッケー!
みたいなオチになってるけど。
その解決の仕方はちょっと・・・今作にはふさわしくないかなぁと。
もうひと捻り必要だった、と思うのは考えすぎでしょうか。
それにしても「こおりおに」さん強いです。
倒しても倒しても、氷塊となって再生。
アンパンマン界のこの人。
大人アンパンマンファンの皆様は、
アンパンマンが果たしてどうやって「こおりおに」を倒すのか、
そんなところを予想しながら見るのもいいと思います。
★良かったところ
・バイキンマンがいいやつ。
・バナナマンの声優にバナナマンを使うところ
・バナナ島の伝達手段が無駄に派手で笑えるところ
同時上映の作品についての感想もなんかのタイミングにいずれ。
↑アンパンマン全身喰われる事件の映画。