この世こそリアル・オトナ帝国。「ヤング・アダルト」の感想。 | アニメ映画情報ブログ【 ねじまき恋文のヤブレター 】

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主人公が哀れに見えて、愚かにも見えて、怒りも感じれば、自分にも重なりました。


痛い。



ねじまき恋文のヤブレター-ヤングアダルト



そんな感じの


映画「ヤング≒アダルト」


を見てきました。





中身は結構簡単な話。


元カレからの「赤ちゃんが生まれましたメール」でパーティーに招待された


主人公は、何を思ったか「復縁したい」というメッセージだと受け取ります。


そしてその思い込みから、元カレにアタックを始めます。


既に元カレは妻子に囲まれて幸せなのに。





この映画の主人公メイビスさんは、大人になりきれてない大人。


学生時代のイケイケだった栄華に取りつかれて昔話をしたり


今の自分に見栄を張って嘘をついたり・・・。





そんなメイビスが滑稽だし、悲しいし


子供みたいなわがままな行動には怒りも感じました。





ただやっぱりムカつくにはムカつくのだけど


一辺倒にゆるせない!って感じじゃないんですよネ。





っていうのも私は今22歳


丁度同年代の友人が就職したり、結婚したり、早い人は子供ができたり。


ぞくぞくと大人に変わっていくような年齢です。


この年齢で改めて周りと自分の現状を比べてみると


自分が「大人になりきれてない」感じが浮き彫りになってくるんです。





すっかり周りに置いてかれてしまったなぁ。という疎外感。








「いつの間にか大人になってしまったなぁ、もう戻れない」


と感じさせる「映画クレヨンしんちゃんオトナ帝国の逆襲」とは逆側の感じ。





「いつの間にかみんな大人になってるけど、私はなれてない」





そんな私の実感につながる映画でした。


だからこそ・・・痛い。












私は、いい加減モラトリアムを謳歌してられなくなってきた歳でございます。


この映画は単純に大人になれ!という映画ではなかったので


焦る私に対して尚更、子供と大人の境界線を考えさせます。


もしかしたら、私がおじいちゃんになってもまだこの事考えているかもしれません。


こんなこと考えてる限りは、大人にはなれないのかもね。





早く理想の“大人”になりたいです。






ねじまき恋文のヤブレター-大人しんちゃん


「未来はおまえのもの。」大人しんちゃんはかっこいいこと言うよな。




良かったところ


★物語のクライマックスはロボジーレベルの戦慄を感じました。


 あんな修羅場になったら怖い・・・けど見ちゃう!


★言葉で説明しきらない演出の感じとか大好きです。


★ポメラニアン可愛い!!私が好きな犬種はポメラニアン!




ジェイソン=ライトマン監督の作品は大好きなんですが


今作は「JUNO」や「マイレージマイライフ」よりは


笑いの要素が少なめでちょっと残念だったかな・・・。





JUNO/ジュノ<特別編>


↑今なら「JUNO」って千円ちょっとで買えるんですね。いい時代。いい映画。


 おすすめですよ。