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38歳さちと言います。

小学一年生の息子(大河)と

サラリーマンの夫(勇気)40歳

 

折角立てた新築の区画が

実は最悪の土地だったということが

分かりました。

 

幸せだったのは家を建てる前までの話。

これからの人生不安しかありません。

 

誰にも吐けないことを

ここに綴ります。

 

▶ブログの始まり

▶前回のおはなし

 

 

祖父母に買ってもらった自分のランドセルについて

目をキラキラさせて話す大河に向けて岡田さんはこう言った。

 

岡田さん:

「かるすぽなんて革の質が最悪なの知ってる?」

 

大河:

「・・・」

 

私は耳を疑った。

 

私:

「ど・・・どういうつもりで・・・大河がこんなに喜んでいるのに

そんなこと言うんですか・・・!?」

 

そんな発言をした岡田さんが信じられなかった・・・。

 

私:

「今から・・でっ、出掛けるので失礼させて頂きます!た・・大河!車に乗って行くよ!」

 

岡田さんはあざ笑うような表情のまま去って行った。

 

私:

「何なの!?あの人・・・」

 

大河:

「僕のランドセル、変・・・?」

 

私:

「大河、すごく・・・すごくかっこいいんだよ。お母さん・・・お母さんね、岡田さんが何であんなことを

言ったのか全然理解出来ないの・・・。」

 

私達家族が何をしたっていうんだろう・・・。

岡田さんが引っ越してきた我々家族にどうしてあんな態度をしてくるのか全然理解が出来なかった。

 

岡田さんの態度に対する不信感と怒りが私の中で膨れ上がっていた。

岡田さんの言動には何か裏があるとしか考えられない・・・。

 

 

その晩、私は大河が寝た後夫にその話をした。

 

夫:

「う~ん・・・そんな悪い人じゃなさそうだけどなぁ・・・。今朝俺が仕事に向かう時、ちょうど

家の外におられて、目が合ったんだけど・・・すごく良い感じに挨拶してくれたよ?

なんかおまえ、岡田さんの気に障るようなことしたんじゃないのか?」

 

私は言葉が出なかった。この人に相談するだけ無駄なような気がした。

 

私:

「考えすぎなのかな・・・早目に寝るね・・・」

 

私はそう言って寝室へ向かった。

何を相談してもいつも私に否があるような言い方をする勇気がすごく嫌だ。

 

岡田さんへの不信感と、夫に対する怒りを抱えたままなかなか眠りにつけなかった。

 

私:

「考えすぎて疲れた…」

私はアロマオイルの優しい香りに包まれながら眠りについた。

 

 

 

つづく・・・

 

 

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