どうも、ねへほもんです。
空の軌跡the 1st
— ねへほもん (@nehehomon) September 23, 2025
ナイトメアでクリアしました〜 pic.twitter.com/5LMtKD0iER
19日発売、昨日は仕事でしたが、金(休暇)&土日火の4日休みで完走しました!!!
最高難易度と言っても、毎年の恒例行事なので問題なかろうと思っていたら、結構全滅して手応えがあり、案外時間が掛かりました。
トータル60時間くらいですかね。
軌跡史上最高傑作
だと胸を張って言えます。
体験版で遊ぼう!「空の軌跡 the 1st」紹介 | ねへほもんの言う言う亭
前回の体験版の感想文でも絶賛しましたが、最後まで変わらず最高評価できる名作でした。
「原作の良い点を残しつつ、現代風に遊びやすく、より面白くアレンジする」
という、リメイクの理想形と言えるでしょう。
リメイクは原作があるから楽なようでも、製作者の意向で何でもかんでもいじって改悪になる場合もあるので案外難しい。
ファルコムは軌跡シリーズが20周年を迎え、過去作のファンの方が入社されて本作に関与されているのかなと思っています。原作愛があるからこそ、原作で残すべき点をしっかり把握されているのでしょう。
1.まずはネタバレ無しで無難に
空FCから界まで、軌跡シリーズは毎年のように発売され、計13作品出ています。人によって一番好きな作品は違うでしょうが(僕は零碧派)、
・シリーズ未プレイ
・軌跡ファン
の双方にぶっ刺さる作品はコレしかないでしょう。
日本ファルコムの株主総会で近藤社長がおっしゃっていましたが、軌跡シリーズはニッチ化していました。
途中の作品からいきなり遊んでも過去作のキャラが多く居て、各キャラの背景が分からず、ストーリーを十分に楽しめません。毎作品遊んだ僕でも、敵対するのが一個人から国家、果てには神というか超常現象というか、よく分からん相手が出てきて壮大になり過ぎて若干胃もたれしていました。
そこで出てきたのが空FCのフルリメイク。
遊撃士として歩み始めた2人の男女が、故郷の町を旅立ちリベール王国各地を旅する中で、徐々にスケールの大きな事件に巻き込まれながら成長を遂げる。
エステルとヨシュアの成長を感じながらストーリーに没入でき、単純なようでいて次回作への謎をうっすらと残すし、非常に綺麗な構成の作品です。
僕は軌跡歴5年と浅めで、空の軌跡3部作はSteamで売ってたおま国英語版をプレイしたのですが、今回日本語版で遊べたことで、ストーリーの細部までちゃんと理解できて良かったです。
バトルも大満足で、フィールドはアクション戦闘でサクサク進め、ボスはコマンド形式でがっつり戦うという黎の軌跡スタイルが古い作品に導入されたのが一番です。
黎スタイルを取り入れつつ、クオーツの属性値の合計で使えるアーツが変わるという古き良き仕様も取り入れられていて、「原作と現代の調和」が取れていたのが最も評価できるポイントでしょう。
変な新規要素は要らんねん。
発売前、声優さんの変更が発覚してネットが少しざわつきましたが、拘りが無い僕にとっては特に気になりませんでした。
皆口さんのクローゼ以外、どのキャラの声優さんが替わったかも正直分からん・・・
2.ネタバレありでも語りたい
①バトルの話
僕は戦闘狂ですからね。
本作はリメイクで、ストーリーに関しては変な改悪が無ければ自動的に最高評価になる(実際、変な改悪は無かったです)こともあり、やはりバトルを楽しめるかが重要となります。
僕は過去の空SC(無理ゲー)以外の全作品を難易度ナイトメアでクリアしていますが、それでも多くのボスで数回全滅しました。
最高難易度で遊ぶ時点でお察しですが、簡単過ぎるとつまらん、試行錯誤する中でコツを掴んで突破できることに喜びを感じる人間なので、「数回全滅する」という絶妙なバランスで作られていたのが非常に良かったです。
原作の空FCも相当苦戦しましたが、あちらはカオスブランドの混乱が強いことを偶然発見でき、何とかクリアできた記憶があります。
本作でも混乱が効く敵は多いものの、効果継続時間が限られていてぶっ壊れ要素ではなかったですが、原作には無かったアクセサリ・クオーツ等の戦力が充実しているので、正面衝突で戦える難易度でした。
創の軌跡がインフレの極値として、最近の作品は何らかのぶっ壊れ要素があって、ナイトメア(笑)のヌルゲーとなりがちなので、久々に本気の戦闘を楽しめた気がします。
1作品目ということで、序盤は装備品やクオーツが貧弱な中で、ボス毎に合わせた最適解を見つけるのは楽しかったです。最後は最強テンプレセットを作って無双することになるのですが、それもまた一興。
という訳で、バトル大好きな僕の特別企画です!
(ねへ的)強かったボス ベスト3
第3位 :(序章)翡翠の塔の雑魚
ボスと言いながら雑魚とはこれ如何に・・・?
と思いきや、真面目に10回以上全滅させられました。
序盤のバランス調整がぶっ壊れているのか、こちらの最大HPに対し相手の攻撃力がバグっているので、2回被弾するだけで戦闘不能になります。
特にコレは子供2人を守りながらの戦闘で、片方が戦闘不能になった瞬間にゲームオーバー、それでいて敵は複数居るのですから、強めのボスが1体鎮座するよりもよっぽど厄介です。
序章だと複数体への攻撃手段も限られますしね。
1章以降も局所的な難所はありましたが、序章が一番ムズイです。
ここをナイトメアで突破できる実力があれば、その先は十分突破できるはずです。
第2位:(終章)闘技場準決勝 遊撃士四人衆
相手が実力者4人というだけでも手ごわいですが、何といってもクルツが全体回復技を連打してくるのが厄介です。
全員HPが10万オーバーの中、全体1万回復を連打されると倒せるかぼけぇとキレそうになります。
それでも頑張って一部メンバーを撃破したところ、死者蘇生を使われたので思わず叫びました。
チームリーダーで、一番HPの多いクルツから倒すのは大変ですが、それでもクルツから倒すしかありません。
実戦では、全体回復に苦しみながらも一部メンバーを撃破し、死者蘇生で立て直すという絶望を味わったので一度リセットし、クルツ集中攻撃に切り替えて2回目で勝利しました。
2回目で勝てたのなら楽に思われるかもしれませんが、戦闘終了後にセーブしようと、戦闘開始前からの時間経過を見ると、
2時間経過
していました。
長期戦すぎて心が折れかけました。
第1位:(第2章)レイヴン6人衆@ルーアンの倉庫
この戦闘のヤバさを端的に表すと、
突破できずに2章を最初からやり直しました
詰みに備えて2セーブデータを用意するクセを付けていたお陰で、戻し作業は2時間で済みました。
それでもダルかったですが、バックアップが無くて超やり直しになっていたら心が折れていたことでしょう。
この戦闘は圧倒的障害があるというよりは、厳しい要素が多すぎます。
・こちらは3人に対し相手は6人
・味方のうちクローゼは、プリキュアの初変身並みにカッコよく初参戦をしてくるせいで、事前に装備等をいじれない
・敵のうち3人は回復技を使用
・その3人は死者蘇生技も使用
・戦闘の直前(倉庫の前)まで進めると、街で装備等を整えるために引き返せない(詰み要素)
あと、第2章はツラめのお話で、孤児院が放火されるという悲劇に見舞われたため、装備品を整えるとか、サブクエストを進めるといった下準備をせず、さっさと話を進めたいと思ってメインストーリーを優先したのも良くなかったです。
気付いた時には詰みポイントまで進めてセーブしてしまい、装備等を整えられなかったため、2章最初からやり直すハメになりました。
あと、こちらはナイトメア攻略を目指す方への参考情報です。
(ねへ的)強かった戦法ベスト3
ナイトメア攻略を目指される位の熟練者の方には当たり前の戦法かもしれませんが・・・
第3位:美臭を使った囮戦法
「美臭」は軌跡シリーズではお馴染みのクオーツで、敵の攻撃を装備したキャラに集中させることができます。
ステータスが上がる訳でもなく、微妙に思われるかもしれませんが、敵の攻撃を集中させることで作戦が立てやすくなります。
要は、美臭を装備したキャラを囮として、HPや防御に全振りしてガチガチに固めれば、敵に猛攻にも耐えられるということです。
特に本作では、原作(空FC)時代には無かった、「防御」と「サポートアビリティ」の2つもあるので、より使い勝手が良いです。
敵は最大HPの半分を切ると発狂モードに入りますが、その辺りから囮役は何も行動せずに防御一辺倒とし、周りは攻撃対象を庇えるサポートアビリティのスキルを持つキャラで固めると、
・サポートアビリティが発動→ダメージを大幅軽減する形で周囲のキャラが引き受ける
・サポートアビリティが不発→囮役が攻撃を受けるが、ガチガチ装甲&防御コマンドである程度軽減できる
と、二段構えの鉄壁の布陣を作れます。
ガチガチ装甲で固める上では、スカルペンダント+のアクセサリも優秀です。
終盤では無防備だと被ダメージが1万を超えることもあるので、最大HPが2000上がるこのアクセサリを装備しておけば更に耐えられる可能性が上がります。
即死という最も厄介な状態異常の耐性を持てるのも重要で、不意の即死攻撃で崩されることも無くなります。
囮役以外に攻撃が来る場合もあるので、スカルペンダント+は最速で人数分揃えました。
第2位:Sクラフト連打!?バーサーカーアガット
ナイトメアだと敵の攻撃が苛烈で、防御を固めた上でチクチク削る長期戦が多くなりますが、正直面倒です。
また、敵のHPが半分を切ると攻撃が激しくなるので、終盤は出来るだけサクっと撃破したいです。
そんな時にお勧めなのが「バーサーカーアガット」です。
Sクラフトは敵の行動に割り込んで大ダメージを叩き込むという必殺技なのですが、必殺技らしく使用後には以下2つの制約を受けます。
①Sクラフト使用後の硬直時間が長い
②CPをゼロまで消費
が、これら2つの制約を破れば、必殺技として滅多に使えないはずのSクラフトを連発することができます。
①Sクラフト使用後の硬直時間が長い
→クロックアップ改
このアーツの対象となったキャラは「加速」状態となり、どれだけ硬直時間が長かろうが、無視して即次の行動へ移れます。
消費EPが多いのでむやみに乱用はできませんが、クオーツ等で他のキャラのEPを上げておき、EP回復のアイテムを大量に持っておけば、アガット以外は攻撃しなくても勝利できます。
②CPをゼロまで消費
→バッファローレイジ
アガットのクラフトで、HPを20%消費する代わりに攻撃力を上げつつ、CPを60増やせます。
2回使えばCPが100を超えるので、次のSクラフトを使えます。
フォルテ等のCP自動回復や、必勝ハチマキ&闘魂ベルトのCP増加促進アクセサリと組み合わせると、バッファローレイジ1回でも十分です。
準遊撃士1級に到達すると貰える闘魂ベルトを改造した闘魂ベルト+は、最終盤に入手できるだけあって、行動毎にCP30回復というぶっ壊れ性能です。
ラストダンジョンでしか使えませんでしたが、ラスダンでは完全にアガットが無双しました。
闘魂ベルト+まで入手できたら、バッファローレイジを使うよりも、クロックアップやフォルテ等、詠唱時間の短いアーツを連打して味方を補助した方が、自分のHPを減らさず、味方を強化できるのでお勧めです。
第1位:心眼
「毒」や「混乱」は他のゲームでも出てきますが、「心眼」は軌跡くらいでしか見たことの無い、初見では良く分からんバフです。僕も最初見た時は、そもそもバフかデバフかすら分かりませんでした。
心眼は命中率120%UP&回避率60%UPと、一粒で二度おいしい効果を持っています。
このゲームは攻撃が外れると、ダメージや追加効果が与えられないだけでなく、手痛い反撃を受けてしまうので、命中率は非常に重要です。
また、回避率60%UPもかなり有用で、敵の攻撃が半分以上当たらなくなります。
特に使い勝手が良いのは、クローゼのクラフト「ヴァイスアウラ」とアーツ「シルフェンウィング」です。
どちらも味方全体や広範囲に心眼を付与できます。
シルフェンウィングは、アーツの属性値(風4幻4)さえ満たせば誰でも使えますが、消費EPが240と重いです。
HP徐々回復のおまけも付くので、基本的にはヴァイスアウラを優先し、クローゼが居ない時にはシルフェンウィングを使うという形で使い分けるのが良いでしょう。
心眼はバーサーカーアガットほど派手ではありませんが、非常に使い勝手が良いので第1位としてご紹介しました。
何より、強い敵第1位でご紹介したレイヴン戦で大活躍したのが大きいです。
心眼無しだと6人の波状攻撃でハチの巣にされていたこと間違い無しだったので、クローゼは本当にエステル&ヨシュアのピンチに駆けつけたプリキュアでしたw
②ストーリーなどの話
バトルの話で尺を使い過ぎたので、そろそろ締めようと思いますが、軽くストーリーの話も。
ラスボス撃破後の結末も知っているはずなのに、それでも泣いてしまいました。
エンディングに流れる「星の在り処」は、エステルがアルバムを捲りながらヨシュアとの日々を思い出す演出が好きで、カラオケでもよく歌っているのですが、リメイクでも現代風のビジュアルでしっかり再現されていました。
また、更に驚かされたのが、the 1stの続編(Silver willを流しながら、エステルがヨシュアを連れ戻すぞ~って決意するやつ)のムービーが流れたことです。
この辺もFCで次回作の宣伝をしていたやつの再現なのでしょうが、今回はリメイクで、空のどの作品まで続くか分からなかったので、続編があると分かって安心しました。
何より殲滅天使レンを現代ビジュアルでチラっと拝めたのが一番嬉しかったです。
ラスボス撃破の後も見どころ満載なので、是非最後までプレイしていただきたいです。
あと、僕はファルコムショップで一番高いやつを予約していたので、おまけでこういう設定資料集が付いてきました。
各キャラや名シーンのイラストを原作と本作で対比する等、ファンにはたまらない内容盛りだくさんですので、こちらも予約特典でゲットされた方は是非読んでみてください!
400ページのボリュームで大満足、強盗に押し入られても鈍器代わりになる分厚さです。
事前の期待を裏切らず、むしろ上回るレベルの完成度で、今年のNo.1ゲームだと断言できる作品でした。
体験版で楽しめたなら、全編遊んでも満足できる仕上がりですので、まずは是非体験版から手に取ってみてください!
では(^^)/