どうも、ねへほもんです。

 

 

前回のタマゴの記事で今年最後のつもりでしたが、気まぐれで2本目に突入しました。

大会で立派な賞品を獲得するのは久々で、懐かしい気持ちになりました。

金額換算すると京都記念勝ちの方が大きいけど

 

先月タマゴで4位入賞したバトロコ川崎店での大会でした。

上振れを連発しつつプレミで下方修正して4位という結果に落ち着いた後、2つの感想を抱きました。

 

「ディーセレはこれが限界」

「ただ、全盛期を無視すれば、ここ数年で一番勝ててる」

 

元将棋ガチ勢だったので感じるのかもしれませんが、ディーセレは知識や研究が不足していて、先が読めてるとかゲームを支配しているという気分になれず、勝っても「まぁあの盾差なら勝つわな」程度の感想しか持てませんでした。

僕は現場で悪戦苦闘するよりも、構築段階でゲームを支配して、後はマッチングとじゃんけんゲーに任せるだけというスタンスが合っています。そりゃ競馬が合う訳だ。

 

ディーセレは合わんけど、もうちょいウィクロスを頑張ってみようかなと思った時、最新弾の2枚のカードが目に入りました。

 

 

 

「解放派らしく、オールスターを4ルリグの呪縛から解き放ちたい」

 

そして、

 

「途絶えつつある、止めデッキの伝統を取り戻したい」

 

それがウィクロス老害としての最後の矜持でした。

 

 

1.セレモニー3連戦

 

使用デッキは2止めミルルン。

UNKNOWN MEMORIESが出た時に1度使いましたが、当時は遊月の0を緑で2色状態、1を赤で3色状態にして、ドリームチームピース(デスビーム)を併用する型でした。(参考)

が、今見返すと、この型はルリグデッキで無駄な枠を食っていることに気づきました。

 

・遊月のLv1:5000焼きはさすがに弱い

・デスビーム:ほぼ3エナ焼きしか使えない。遊月メモリアでいい。

 

そこで新規ピースの出番です。

ルリグデッキが2枠空くなら色々できるはず。

3回のセレモニーで色々試すことにしました。

 

 

①カードナイト 1-2

 

 

2ルルンは結局、「盾を削る→フルハンルリグアタックで詰める」だけのデッキです。

相手もそれは承知の上なので、とにかく盾を削る部分に苦労します。

ということで、「空いた2枠でどう盾を削るか?」がテーマとなりました。

 

まず第1弾として、一覇+ディストラクト・アウトのルリグアタック特化セットを採用しました。

ここのディストラクト・アウトは決して無限アタックしませんが、相手をリフ+2回攻撃で2点追撃できる最強カードです。

相手に多少ライフを維持されようと、ディストラクト・アウトでライフ2点から詰め切れるのであれば良くね!?という発想です。

 

初期デッキは28枚。

ディストラクト・アウトとDEATH DECKで20枚落とせば残り8枚。

相手が通常ドロー+αで山を削るとしても、少しダメ押しが欲しいです。

そこで採用したのがこちら。

 

 

初めて使いましたが、サユラギはまぁ強かったです。

山落としとアタッカーのどちらでも活躍してくれました。

 

1ターン目終了時の相手の盤面は2体。

楽天アンモライトで1面要求を確保した後、残り1体の処理に困りがちでしたが、サユラギで殴ればエナを与えず処理できます。

また、相手にLv4まで耐久され、高パワーのシグニを出された場合でも、サユラギなら最後の一面除去を決められる可能性があります。

3枚入れておいて、2枚手札に来れば片方は山落とし、片方はアタッカーという感じで使い分けていました。

 

この日はピルピルキー&LBで盾を削り切れずに屈したのと、ロックユアハートで完封された2敗だったので度外視できる内容でした。

この日の反省を基に微調整したのがこちら。

 

 

②マジッカーズ 3-2

 

 

 

4つから4つまで選ぶというぶっ飛んだテキストが書かれたアーツです。

それって全部やん。

 

ミルルンはNOISYARROWでぐるんぐるんしていれば、マジハンで色を揃えやすいです。

カードナイトの構築では防御力が貧弱と感じており、Lv4までグロウされると、フルハンで多少鈍らせても3面並んだ瞬間に敗北する懸念がありました。

そこで、防御力を高めつつ、ディストラクト・アウトを補助できるカードとしてマイオーラに着目しました。

が、実戦に持ち込むとなかなかうまくいかない。

 

・相手の妨害の上から4色、というか単純に4エナを用意するのが大変

・マイオーラを使った後しかディストラクト・アウトが使えず、その前にライフがゼロになったらリフの意味が無い

 

そして何より、相手の構築が著しく偏っていました。

 

 

ピルピルキー率 3/5

 

いやいやいやいやおかしいでしょう!???

さすがに採用され過ぎです。

ガンジーが全力疾走で殴り、全国の1ママ使いが泣き出すレベルです。

 

なんか勝ち越せましたが、マイオーラというロマンカードはやはり扱いづらいことを実感しました。

更にピルピルキー。

 

どうしたものかと思いましたが、そこはミルルン。

「盾を削ってフルハンで詰める」という基本的な戦い方をするだけあって、1ママと違って構築に幅がありますし、ピルピルキーで即終了ということはありません。

ピルピルキーを念頭に置いた構築に改良しました。

 

 

③カードパラダイス 2-1

 

 

ディストラクト・アウトが使えないのならと、原点回帰で青赤白の3色に戻しました。

マジッカーズでラミア・リコダス・サイスパと墓地起動に苦しめられた経験を踏まえ、マルティエルを戻しましたが、やはり使い勝手が良かったです。

火電も小回りの効く防御で有用でした。

 

火電然りマルティエル然り、1年前の構築に回帰したことから、構築を凝ったつもりで居たけど、実際は迷走していただけなんだなぁと思い知らされました。

馬券も無駄に悩んだ時は大抵当たらない。直感で買いたいと思える馬じゃないと勝ってくれないものです。

 

ピルピルキーなんぞ知らんと言わんばかりに、リベフォ&レイラで2点クラッシュしてさっさとライフをゼロに追い詰めるプランにしましたが、やはりシンプルな構築が一番ですね。

事前に想定した通りにデッキが回ってくれます。

 

啓示がある分、白いカードを増やそうと良さげなカードを探しましたが、我が家に100枚転がっていました。

 

 

はい、ラティナです。

「ルリパンで詰めるデッキにラティナとはこれ如何に?」と言われそうですが、効果が複数から選べるだけあって、なかなか有用でした。

 

・ピルピルキー相手

ルリパンが通らない以上、盤面除去が重要となります。

楽天ラインのパワー5000を超える相手だと除去に苦労するため、ラティナが役立ちました。

 

・ルリパンが無意味な場面

「このターンは炎のタマを使わせたい、コグネイトなら耐えられるけどハンデスすりゃ使えん」という場面でお手軽ハンデスを入れて嫌がらせすることも可能です。

相手の防御構成を読めば、毎ターン3面要求+ルリパンを決める必要は無いので、上手く緩めることも重要です。

 

結論としては、今までのディストラクト・アウト採用の迷走っぷりが嘘のように、快適に回せて2連勝できました。

決勝はヨネカジさんの2花代に分からされましたが、対戦後に「先に2点クラッシュしてから6点要求されたら炎のタマ以外では止まらんかったよ」と言われました。

 

防御手段がウリタマキー、Lv2アシストウリス、炎のタマしか無いデッキなので、相手がLv1の間は炎のタマしか使えないという訳です。

過去に入賞実績のある構築で、僕も見たことがあったので、ルリグデッキの構成はほぼ読み切れていましたが、肝心のプレイングに繋げられませんでした。

先にクラッシュしてからアタックしたら、エナを渡すからアーツで防がれるという固定観念に囚われました。決勝戦でプレミ、というか根本的なゲームプランの欠陥を指摘されて思わず、

 

「あぁ、昔なら気づいてたわ・・・」

 

と漏らしました。

ただ、この時のミスと、この日もピルピルキー率が2/3だったことから、「この防御構成が主流なら・・・」と最後の構築案が浮かびました。

 

 

2.川崎王決定戦

 

珍しくオールスターで大規模なイベントが開催され、ディーセレに奪われがちな普段のセレモニーの倍以上、34人が参加する(オールスター的に)盛況ぶりでした。

カードナイトのセレモニーに出た直後辺りで川崎王が開かれることを知ったので、ここを目標にミルルンを調整しました。自分なりの結論構築はこちらです。

 

 

 

白で強いシグニ?

そりゃぁ、世界を共に戦った1枚なら、弱い訳が無いでしょう。

スクトゥムの採用により、啓示入りの3色構築が整いました。

 

昔はスイングライド、今回はアンモライトをアップさせます。

アップさせる手段としてLv1のLIONを採用しました。

 

特に後攻では、ビカムのグロウコスト+NOISYARROWの青2エナが必要で、そもそもNOISYARROWを揃える必要があることから、安定性が低く、何とか回し切っても、元々空いてる1面+楽天の1面の2面要求で止まることがありました。

LIONはアップさせて追加打点となるのは勿論ですが、単純に1面分の盤面要求が安定する点でも重要です。

で、LION&スクトゥムで何点取れるかですが、

 

①スクトゥム+アンモ(ダブクラ)+何か

スクトゥムで1点

何かで1点

アンモで2×2=4点

計6点

 

②スクトゥム+アンモ(ダブクラ)+ブロンズ(ダブクラ)

スクトゥムで1点

ブロンズで2点

アンモで2×2=4点

計7点

 

計7点とはどういうことかというと、

 

シグニ7点通過+ルリパンでワンキル成立

 

です。

高火力ここに極まれり。フルハンでサーバントを捨てさせ、マルティエルで墓地回収を防げば割と現実味があります。

まぁ、現実にはアーツ等で妨害されて盾を残されるので、相変わらずリベフォが有用なことには違いないです。

 

後攻は①の6点プランが現実的、先攻で相手が殴ってくると赤エナが貯まりやすく、宝剣が使いやすいので②の7点プランも狙えます。

先攻で先に殴られるとライフ維持が苦しいので、その分こちらの火力を上げる必要があるという意味では、良い感じの使い分けかと思います。

 

・・・と、スクトゥムを入れるだけなら、昔から頭の片隅にありました。

ただ、狙い過ぎという印象を持っており、無意識のうちに敬遠していました。

最大の問題が、

 

ハッピー5の能力消しで1点要求に減る

 

ことです。

LIONまで作って下準備した盤面が1点要求まで減らされるのは、はっきり言ってゲーム終了です。

ただ、過去3回分のセレモニー11戦分のデータから自信がありました。

 

ピルピルキー遭遇率:6/11

ハッピー5遭遇率:0/11

 

これが環境、ハッピー5なんぞ過去の遺物なんだ。多分。

過去3回のセレモニーには負けない構築に仕上げましたが、結果はどうなったのでしょうか?

 

 

セレモニーではアンとアルフォウとの対戦が多く、経験の甲斐あってアンには啓示1枚ヒットという事故を起こしながらも勝てました。

ただ、やはり規模が大きくなると慣れない相手にも当たるもの。

元々のレシピ調査でグズ子ドーナリルは苦戦3兄弟に位置付けていましたが、対面すると想像以上の絶望でした。

 

対リルはスクトゥムが2枚盾埋まりしたしたせいでアンモ×2+1体の5点盤面止まりに。ハンデスでコグネイトを封じ、幸いハッピー5が採用されていなかったため、攻撃は通りましたが、LBで最後の1点が通りませんでした。

盤面4点、ルリグ1点の5点止まりで、リベフォを使っても盾が1枚残ってしまいます。

結果として、次のターンは火竜3面除去だけで済ませられ、炎のタマを温存されました。

 

リルは盤面防御が堅い一方、ルリグ防御が炎のタマしかないため、0点まで削って炎のタマをさっさと使わせるのが重要です。

後はハンデスも重要で、カトキヨでガンガン手札を回復され、ハンデスが追い付かず、無敵ジャンヌ2面で特攻されて惨敗しました。

経験値に乏しい僕は「へぇ~アーツ耐性があんのねぇ~」などと大会中に呑気な発言をしましたが、フルハン+ナオマサの山下送りで少しでもライフを維持できる工夫をすべきでした。

 

かなり勝ちが細い筋ではありますが、

・ハッピー5不採用&LB回避お祈りで、最初のターンにライフ1以下まで削る

・次のターンは炎のタマ確定なので、盤面除去よりもハンデスと墓地妨害に徹する

・その後Lv4グロウからの特攻を耐えることを祈る

しかないでしょう。

 

実戦は後攻でしたが、先攻なら7点ショットプランで相手にLBお祈りor炎のタマ使用を強要できればもう少しチャンスが広がるかもしれません。

 

 

対ドーナもまぁ地獄です。

ビカムで加速しつつ、タマウリキー&ハッピー5で固める構成には苦戦必至です。

加えて、盤面はケセパサで除去しづらいし、アタック時エナチャージなどというインチキ効果もありますし、辛いことこの上無いです。

 

①初手で大量打点を匂わせてハッピー5を打ち切らせる

②ウリタマキーを貼られるが、ゆきめキーで無効にして特攻

③相手がLv4へグロウ。タマウリキーのエクシード2回で3面&ルリグが止まる

④Lv5へグロウされる

 

むむっっっっ!????

 

【悲報】絶対勝てない

 

実戦では手札事故の上にパニクってプレミしまくったので早々に畳みましたが、続行した所で勝ち目は無かったようです。

色々ミルルンを組んで試してもハッピー5で即終了って、それはピルピルキーで即終了する1ママと変わらんやんけ。

いや、

 

①初手で大量打点を匂わせてハッピー5を打ち切らせる

②タマウリキーを貼られるが、ゆきめキーで無効にし、リベフォで1点割ってから特攻して勝ち切る

 

一応勝ち筋はあるようです。

ただ、ハッピー5、タマウリキー、ビカム、ネームレスの構築だと予想を的中させ、ケセパサ耐性の上から点数を要求し、ネームレスを使えない程度のエナに抑えるか、遊月メモリアでエナを削り、LBを回避して詰め切る必要があります。

うん、やっぱ無理そう。

 

結果は3-2の9位。8人の決勝T進出はギリ逃しましたが、16位以内のザロウは手に入りました。

まぁ1ヶ月リハビリプランの割には頑張った方ではないでしょうか。

 

 

(天の声)甘ったれるなぁ!キスドラが3位入賞だぞ!お前も精進せぬかぁ!!!

 

この時代にもソリティア屋が活躍しているという希望を見て、自分もキスドラを試すなり、次回作を考えるなり頑張ろうと思えました。

以上(^^)/