どうも、ねへほもんです。
明日は東京競馬場にて、
アカイイト
を見に行くので、府中牝馬ステークスを予想します。
1.予想のポイント
①ヴィクトリアマイルの再現
今回のメンバー構成を見ると、ヴィクトリアマイル(以下、VM)の再来かと思うくらいに再現されています。
ソダシ 1着
ローザノワール 4着
アブレイズ 7着
アカイイト 8着
シャドウディーヴァ 9着
アンドヴァラナウト 14着
クリノプレミアム 16着
VM予想の記事でも触れたのですが、単にメンバーが共通というだけではなく、枠順が偏っている点でも共通します。
VMは5-10番が先行、それより外が差しという構成でしたが、
今回は、
1 アンドヴァラナウト
2 ソダシ
3 ローザノワール
5 クリノプレミアム
8 ライティア
と先行勢は内に偏っています。
これはかなり特徴的なので、今回の予想の最重要ポイントと言えます。
②斤量
全国のアカイイトファンの皆様、悲報です。
ソダシ、アカイイト:56kg
シャドウディーヴァ:55kg
他:54kg
なんでアカイイトが日本最強クラスのマイル馬ソダシと同格なんだよぉぉぉぉぉ
アカイイトは馬体重500㎏オーバーで、斤量影響は多少軽減されるのかもしれませんが、そうはいってもこれはイジメです。
なにが別定戦やねん。
アカイイトの勝ったエリザベス女王杯は、勝ったのは昔ですしVMほどメンバーレベルは高くありません。
ソダシより格下かつ、府中1800mの適性面でも劣るのは認めざるを得ないところ。
他にも苦しい要素として、
・長距離輸送は苦手?(府中・中山で未勝利)
・データ上、前走VM組は過去10年で0-0-2-11と苦戦
・前走VMは9着敗退、1800mでも距離不足の感あり
・昨年の府中牝馬Sで7着敗退(敗因は出遅れと明白ですが)
・叩き良化型
というのもあります。
正直、前走のVM同様、今回もかなり評価を落とさざるを得ないと考えています。
距離やメンバーレベルが大差ない中で、VM敗退という実績を見せられ、斤量が他より2kg多いというのは何とも・・・
僕は逆神なので、今回は敢えて買わない形で応援することとします。
GⅠ馬だから人気するのかもしれませんが、GⅠ馬だからこそ、斤量が2kg増えて苦しむんだよなぁ。
③過去の10年の府中牝馬ステークスの傾向
逃げ1勝、先行3勝、差し2勝、追込4勝です。
追込4勝というのが凄まじく、まぁ中山ではまずお目に掛かれない傾向です。
アカイイトファンには数少ない朗報と言えるネタですね。
このデータをどう見るか、単純に差し脚を評価するのかはポイントになりそうです。
2.馬券の方針
馬券の買い方は極めてシンプルで、
内枠先行勢狙い
です。
ここまで枠が偏ったら、買い目も偏らせた方が良いでしょう。
事実、VMは5~11番の中枠先行勢が上位4頭を占めました。
先行勢を狙う理由をいくつか列挙します。
①VMに近いメンバー構成
VMにメンバー構成とか、先行勢が内寄りという似た状況を踏まえると、結果も似たものになるだろうという単純な理由です。
いや、こういう予想が案外当たったりするのよ。知らんけど。
②スローの展開予想
大まかには、
逃げ:ローザノワール
先行:アンドヴァラナウト、ソダシ、クリノプレミアム、ライティア
と予想します。
ここでVMのレース映像を見返すと、
発走直後:ソダシ、レシステンシアが好スタート
序盤:ソダシがレシステンシアにハナを譲る→ローザノワールが無理ぎみに押し出してハナを奪う
という順序で進みました。
ローザノワールは頻繁に逃げていますが、テンはさほど速くなく、無理ぎみに押し出して何とかハナを確保しています。
今回も同様と予想されますが、ローザノワールがソダシより外枠というのは好材料です。
ソダシがスタート直後にローザノワールの前を塞ぐと展開がよく分からなくなりますからね。
ローザノワールにとっては先行馬に外から被される可能性が低く、二の足でハナを奪いに行きやすい状況です。
一方ソダシにとっても、すんなりとローザノワールをハナに立たせ、その後ろで安定したポジションを確保することができます。
ソダシは唯一逃げたチャンピオンズカップで惨敗しており、前に目標を置いて最終コーナーの終わり辺りで抜き去るのが基本的な勝ちパターンですから、すんなりハナを譲って早々に番手の好位置に収まりたいところでしょう。
先行勢が5頭と少なく、2番で内を走る状況でも、外から多くの馬に被されて塞がれるまでの不安は薄いのも好材料です。
色々書いてきましたが、逃げ:ローザノワール、2番手:ソダシの関係性が安定する以上、前が走りやすいペースで進行すると予想します。
ライティアは前走逃げましたが、レース映像を見ると誰もスタート直後に押し出してハナを奪う様子がなく、単にスタートが順調だったので成り行きで逃げただけのように映りました。前走が初の逃げでしたし、今回は無理には逃げないでしょう。
③府中牝馬ステークスの前残り例
昨年もローザノワールが逃げ、1000m通過59.4秒とそこそこ落ち着いたペースとなりました。
まだローザノワールはブレイク前だったこともあり、自身は惨敗しましたが、最終コーナーを2番手で通過したアンドラステがクビ差の2着となり、ある程度前でも戦える展開でした。
1000m通過が58秒台の年(例:2018・19年)は上がり最速の馬が差し切りましたが、
2017年:逃げが勝利、1000m通過61.9秒
2013年:先行3頭前残り、1000m通過63.8秒
など、ペースさえ落ち着けば前残りの例もあります。
ローザノワールはVMこそマイル戦のGⅠで、レシステンシアを抜くためにペースを上げて1000m58.0秒になりましたが、前走クイーンS(函館1800m、3着)は1000m61.2秒、4走前ディッセンバーS(中山1800m、1着)は1000m60.6秒と、逃げられさえすればスローに落とす傾向が見えます。
外枠からハナを主張してペースを乱しそうな馬がおらず、ローザノワールが逃げ、ソダシがすんなり譲る展開になれば、今回の府中牝馬Sはスローペースになるのでは、と予想します。
追込4勝というデータを、ペース予想で斬ってやろうというのが今回の僕の作戦です。
このペース予想もアカイイトにはなかなか厳しい要素です。
エリザベス女王杯はハイペースで前がバテた所を末脚の持続力で拾う勝ち方でしたし、レコード決着の金鯱賞も、11秒台の杯ラップが続く中、何とか先団に喰らい付いての3着でした。
上がり3ハロンが33秒台のレースの戦績は悪く、スローペースで周りが皆元気な状態での切れ味勝負より、消耗戦を喰らい付く展開の方が向いているのかと思います。
3.買い目
◎ 3.ローザノワール
VMで2着とはタイム差無しの4着に逃げ粘った実績を見ると、似たメンバー、似た展開が予想される今回も好走が見込めます。
ソダシとは斤量2kg差が付くため、VMの着差を見るとワンチャン勝つかもしれません。
まぁワンチャン勝つ程度にしか思えないものの、オッズ的にはソダシ単勝<ローザノワール複勝となるでしょうし、ローザノワール3着内の方がソダシ1着よりも確率が高いと予想するため、こちらを本命に据えておきます。
〇 2.ソダシ
前走対比で距離短縮、GⅠで3勝した(府中・阪神外回り)と直線が長いコースへの変更、前の少ない脚質分布と、圧倒的実績に加え適性面でも文句なしで、前残りを予想するのにさすがに外せません。
人気を吸いまくることが予想されるため、期待値的にはさほど旨味が無さそうなので、馬券の買い方が鍵となるでしょう。
▲8.ライティア
3勝クラス上がりの馬ですが、コース適性を評価しました。
最近は府中・中京・新潟と、左回りで直線の長いコースでの起用が目立ちます。
2勝クラス・3勝クラスは1000m60秒台近く→上がり33秒台というスローからの切れ味勝負で勝っており、前残りの中でも特に適性が高いと思われます。
△5.クリノプレミアム
前走京王杯AHは現地観戦していましたが、重賞勝ち馬の中で最も不人気だという理由で複勝1点勝負したら見事に的中しました。
重賞勝ち馬がGⅢで複勝4.3倍は旨すぎる。
近4走のうちVMを除く重賞3走で馬券内という安定感は評価できるものの、中山・福島の小回りコースばかりで、府中の切れ味勝負への適性では劣ると思い、先行勢の中ではライティアより下の評価としました。
ざっとこんな所で。
後はホウオウピースフル(前走クイーンSは0.2秒差の5着、3走前は新潟で上がり32.7秒、ブービー人気の割にはチャンスありそう)とか、アブレイズ(前走VMで上がり最速)辺りにも注目しています。
今のオッズを見ると、
ソダシ(圧倒的1番人気)
その他大勢(ほぼ単勝2桁台で拮抗)
という激レア現象が起こっており、どの馬が旨そうかが分からん状況です。
上の評価を軸としつつも、オッズを見て柔軟に調整する予定です。
買い方は馬連・ワイド・3連複のボックスを予定します。
今回は内枠先行の偏りという、脚質とか展開を重視した買い方なので、特定の馬を1着固定とするというよりは、極端な展開に向きそうな馬を満遍なく買う予定です。
では最後に一言。
アカイイトおめでとう!次走は買うぞ!!!
(以上)