どうも、ねへほもんです。

 

今年は後3ヶ月、「何も無い1年だったな~」と嘆いている人が多いですが、僕は案外充実した1年だったと思っています。

ほぼ在宅勤務になり、通勤や仕事中の拠点間の移動など、1日約2時間の無駄な移動が消えたのは大きいです。

「作業に集中したらこんなスムーズに終わるんだ!空いた時間でゲームしよw」って感じでした。

ゲーム三昧な1年も、ほぼJRPGしかやらない僕はすぐにネタが尽きるかと思っていましたが、「軌跡シリーズ」の存在が大きかったです。既に累計600時間以上遊んでおり、今年だけで750時間、つまり丸一月分(≒24h×31日)は遊びそうな勢いです。

ばこさんは「ブログも書かずにゲームばっかりしていました」と書いていますが、僕は「ゲームの話しかブログに書いてない」状態ですね。

 

1.どんなゲーム?

 

さて、今回も例に漏れずゲームの話ですが、Steamのマイナー(多分)なゲームのご紹介を。

 

 

創の軌跡を1ヶ月遊び込み、動画連載中の「碧環境縛りプレイ」を完遂した後に、ちょっと息抜きとSteamを漁って見つけたゲームです。

1週間位でクリアして、10月1日に大型アプデが来た後に創の軌跡に戻ろうというプランでした。

実情はまだクリアできていませんが、何とか最終章には入っているので良しとしましょう。

 

むしろ、まだ半分ちょいしか終わっていない「碧環境縛りプレイ」の動画連載の方が問題です。

まぁ、やる気出ないからのんびりでいいやw

 

どんなゲームはタイトルの通りで、「オセロゲーム」です。

 

 

こんな感じで盤面にフィギュアが初期配置されており、プレイヤー(白)と敵(黒)に分かれています。

 

 

プレイヤーの先手で始まり、手持ちの3体のフィギュアの中から1体選び、白同士で敵のフィギュア(黒)を挟めるような位置に設置します。

 

 

すると、間のフィギュアが白に変わり、追加効果が発生しました。

今回は、ダークナイト同士で挟んでいるため、ダークナイトの特性(ATTACK=普通のライフダメージCURSE=呪ゲージの蓄積)が発生しました。

 

追加効果があるのがオセロとの違いで、あくまでもRPGらしく、勝利条件は敵のHPを0にすること。

通常のオセロのように、どれだけ盤面を白地に染めるかは重要ではありません。

挟んだ時の追加効果をいかに効率的に発動させるか、がこのゲームの鍵を握ります。

例えば、ダークナイトと魔法使いのように、特性が全く違う2種類で挟んでも、白地が増えるだけで何の追加効果も生まれません。

むしろ、むやみに盤面を白地で染めると、敵の反撃で一気に黒地に返され大損害を被るリスクもあります。敵から手痛い反撃を受けないよう、白地を増やすのを最低限に留めるのがセオリーとなります。

あまり白地を増やさないというのは、オセロと真逆の発想に思えますが、角を取るという行為が有効なのは共通しています。自分の地を増やさないだけでなく、敵から返されにくい場所に陣取るのも、敵の反撃をケアするには有効ですよね。

 

 

2.面白い点

 

・アタックチャンス

 

挟んで自分の陣地を増やすゲームといえば、オセロ以外にもありますよね?

そう、

 

(やはり児玉清さんが好き)

 

アタック25では、「アタックチャンス」といい、ゲーム中に1度だけ、相手が取ったパネルを空白に戻すことが出来るチャンスが存在します。

このゲームでも似たような要素として、「キャラクターフィギュア」が存在します。

追加効果を発動し、ゲージが満タンに貯まると、通常のフィギュアとは違う、キャラクター絵のフィギュアが登場します。

 

 

今「フェステ」と表示されているのがキャラクターフィギュアで、空白地ではない、既にフィギュアが設置されているマスにも置けるカーソルが出ているのがお分かりかと思います。

このキャラクターフィギュアを使えば、敵に取られた角を奪い返すことも可能です。

また、「敵に挟まれてもひっくり返されない」という特徴もあり、「毎ターンHP回復」などの特殊効果付きマスが現れるステージでは、そういうマスにキャラクターフィギュアを置いて独占するという作戦も可能です。

 

 

・魔法攻撃

 

このゲーム、挟んだ時の追加効果でダメージを与え、チクチク削り合うのが基本ですが、時にはHPを一気に削り切る大技も存在します。

 

 

それが魔法攻撃で、自分の番でフィギュアを置く前のタイミングで、MPを消費して使うことができます。

写真では、そもそも敵HPは風前の灯ですが、まぁ一応使ってみましょう。

 

 

派手なエフェクトと共に、敵に大ダメージが入ります。

チクチク盤面を返しながら削り合う、基本は地味なゲームなので、たまに魔法攻撃で敵を一撃必殺できると非常に爽快です。

 

 

・多様な追加効果と構築要素

 

説明のため、先ほどの写真を再掲します。

 

 

画面左下に青7黄7水色3、右下に赤15緑5黄5という表示があると思いますが、これは未使用のフィギュア残数を表します。

このゲームは「同じタイプのフィギュアで敵を挟んで、追加効果を発動させる」とご説明しましたが、どのタイプかを青や黄といった色が表しています。一通り説明すると、

 

赤:普通に敵にダメージ

緑:自分のHP回復

黄:自分のMP増加

青:敵のMP減少

水色:カウンターゲージ蓄積→ゲージがある状態で敵の攻撃を受けると、その攻撃を無効にし、貯まったゲージ分のダメージを相手に与える

 

という感じです。最初は赤や緑と言った、基本的なタイプばかりですが、後半になればカウンターや、最初に出たダークナイトのCurse(呪い)といった特殊なタイプが増えてきて、戦略性が一気に増します。

また攻略が進むと、単色持ちだけではなく、他色持ちのフィギュアが増えてきて、中には「青黄水色持ち」のような3色持ちまで登場します!

 

(3色持ちといえば)

 

バトルの前に、どのフィギュアを使うか構築を組む必要がありますが、その時にも頭を使います。

 

 

こちらが編成画面ですが、構築時は「コスト」と「最大限度数」という縛りが存在します。

 

まずコストですが、簡単に言うと「強いフィギュアはコストを食う」ということです。

写真のニムはコスト上限が150ですが、写真のアタッカーLv9を1体入れると、コストが9かかります。

 

最初は下級のフィギュアしか使えませんが、章が進むにつれ、上級のフィギュアが解禁され、最後はLv9まで使えます。

レベルが上がると、置いた時の効果(アタッカーLv9なら、挟んだ1体につき20ダメージ)と編成時のパラメータ上昇(ニムのHPが10上昇)が大きくなりますが、その分コストも大きくなります。アタッカーならレベル=コスト(どちらも9)で分かりやすいです。

多色フィギュアでも同様の話があり、「挟めば青と黄色の効果を使える」フィギュアが単色より強いのは当然のことですが、その分コストが重くなります。

 

コストが重いフィギュアを採用し過ぎると、フィギュアの合計数が少なくなります。結果、手持ちのフィギュアを全て盤面に並べても敵を倒せないという可能性があります。

このゲームは、「お互いの手持ちフィギュアが尽きる」か、「盤面を返せなくなった時」までゲームが続くため、自分の手持ちが尽きると「ずっと敵のターン」を眺めることになります。

長くゲームを続けるという意味では、あえて弱いフィギュアで数を水増しするという発想もあり得るのが面白いところです。

まぁ、終了時にHP+獲得パネルの合計数が多い方が勝ちという判定ルールも存在するので、ずっと敵のターンで祈れば勝つこともありますがw

 

後は最大数縛りですが、写真のニムの場合、アタッカーは10体、左のダークナイトは9体などの上限があります。

アタッカー系は上限が多い一方で、右の魔法使いっぽいフィギュアは1体とか3体とか、上限が少ないです。

この辺りにキャラの個性が表れ、男性はアタッカー系、女性は魔法系の上限が多い傾向にあります。

このゲームは「同じタイプのフィギュアで挟む」ゲームなので、同色系を多く採用するのがセオリーで、そうなると上限が多いフィギュアで固めるのが自然な発想かと思います。

 

3.感想

 

このゲーム、序盤は地味なオセロの削り合いが続き、途中からは敵のフィギュアだけが一気に強くなるので、4章クリアまでは「敵のオセロが下手なことを祈るゲーム」と化していました。

魔法使い系が冷遇され過ぎていて、最大HPが低いのに大量にMPを貯め、盤面にフィギュアを貯める必要があって、魔法を撃つ前に死ぬので使いものになりませんでした。

 

しかし、終盤で水色(カウンター)の無敵要素が出てくると、無敵状態を作りながらMPを貯めるという作戦が生まれ、一撃必殺の魔法使いが一気に開花しました。タイプが豊富にあり、途中から戦略性が一気に増す点は、このゲームの面白さだと思います。

他にも、「装備品の種類が多い割に効果が渋い」とか、「章の本編をクリアした後に野良戦を何戦か挟まないと次の章に行けない」とか、「新章に入っても新しく出るタイプの説明が少ない」とか、マイナーゲームなりの不満点はありますが、オセロ×RPGという目新しさを大いに評価したいと思います。

 

4章までの評価は「中」、そこから「中の上」を経て、最終評価は「上」、買って良かったなと思っています。

興味が出た方はチェックしてみてください!

では(^^)/