東京遊び2024年6月法然展 | つくば暮らし(隠居日記)

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国立博物館の「法然と極楽浄土」展が今月9日で終わりということで出かけた。

 

 

法然は浄土宗の開祖である。 浄土宗は日本で一番信仰されている宗教と言われているが、今まで興味を持たず過ごしてきた。  一応実家の宗派は浄土宗ということになっており、両親の葬儀も法事も 国東の浄国寺という浄土宗のお寺でで執り行ってきたが、浄土宗そのものについては全く無関心で来た。

自分の行き先が見え始め、少しは実家の宗教のことも知っておこうと思い宗祖の法然展に出かけてみた次第である。

 

 

法然は、岡山の武士の家に生まれ、父の死をきっかけに出家し、比叡山で修業する。そのなかで中国の善導の書籍で浄土思想に惹かれ、往生する方法として称名念仏をすればよいとする教えを始めた。

称名念仏とは南無阿弥陀仏と唱える念仏である。

ただ唱えるだけで浄土に往生できるという教えは凡人にとって分かりやすく広がっていった。

展示では 、これらの出来事の資料を歴史的に並べて見せていた。

 

宗教が広まっていく過程で重要なのは弟子たちの普及努力である。

キリスト教の場合、それはペテロ、パウロ等であり、浄土宗の場合、弁長、親鸞等であった。

また権力者による庇護も宗教が大きく発展する契機となる。 キリスト教の場合、それはコンスタンティヌスであり、浄土宗の場合、それは徳川家康であったのではないか。

 

 

地味な展覧会であったため、博物館は空いており、ゆったりと観ることが出来た。

今まで浄土宗について知らな過ぎたので、今度すこし勉強してみようと博物館を後にした。

 

 

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