一昨日
劇団の座長が亡くなられた
父と同じ歳だから88歳のはず
５年前の
公演の前に倒れられ（肺気腫？？？）
以降
酸素ボンベを持ち歩いていらした
それでも
芝居の時は酸素もはずして
演じてらした
一昨年の公演の時は
もう後がないかと思ったけれど
ことしの公演では
少し回復してらっしゃるのかと思ったほどだった
4月の終わりにまた入院され
とうとう
もう会えない人になってしまわれた
私は
団員になって日が浅い
（とはいえもう15年近くなるが）
それでも
最初から座長はいろいろ目をかけてくださった
「もっとゆっくり話しなさい」
「観客の方を向いて話しなさい」などと
芝居もつけてもらった
かつて
銀次郎（役名）の腕の中で死ぬという
女悪役があったと教えてくれた
「ネグさんはその役が似合うな」とおっしゃったので
「監督に、その役をさせてほしいってお願いしてみます」と
いつか
銀次郎の腕の中で死ぬ役をする約束をした
それなのに
私はまだその役をやらせてもらっていない
約束したのに…
それまではお芝居続けるっておっしゃったのに…
昨日
座長が所属する会の方から
電話をもらった時は
大学の授業中だった
電話に出られなかったら
その人からメールが届き
授業中だが見てしまったら
ショックで授業にならず
学生に断って少し教室を離れた
父と同じ歳だったし
病気ももってらしたし
元々障害のある方だったから
いつかは…とは思ってはいたが
いつかはこんなに急にきてしまった
仕事でも関係があって
いろいろお世話になった
座長
本当にありがとうございました！
