家(マンション)の前には国道が通っており
国道は川に沿った道となっている
家のすぐそばには橋が架かっている
ちなみにバス停もその橋の名称だ
その橋確か20年前に引っ越してきたときは
こんなくすんだ黄色だった
くすんでいたのはペンキを塗ってからかなりの年月が経っていたからだった
ところどころペンキは禿げ寂し気な様相を呈していた
ほどなくしてペンキの塗り替え工事が始まった
奇麗な黄色が蘇るのだろうと思っていたら
橋はなぜか鮮やかなグリーンにリニューアルされた
この色は私が小学生の時
遠足の前日に母が作ってくれた
ジャンパースカートの色だった
そのあまりにも派手で鮮やかな緑に
少々戸惑いを覚えた小学生の私がいた
そのジャンスカを着てどこへ行ったかは覚えていない
わたしはバスに酔いバケツとお友達になるのが常で
バス遠足はいつもヘロヘロだったから
いったい橋の色は誰が決めるのだろうか?
同じ川に架かっている橋の色は確かに統一性はない
同じ川の橋はほかに
昔は赤であったらしいくすんだピンク
奇麗な水色
ベージュ
青
様々な色の橋がある
その他「色にまつわる話」