今日も花曇り -2ページ目

今日も花曇り

読んだ本や考えたこと、仕事について。

40代後半以降、急に老眼が進みました。

もともと近視でメガネをかけていたので、3年くらい前からそれを遠近両用にして使ってきました。

 

私は頭が小さいので、メガネはできるだけレンズが小さいもの(時には女性用)を選んで使ってきたのですが、遠近両用メガネは遠視と近視の度数を入れないといけないので、あまりレンズを小さくできないらしいのです。

するとメガネが大きくなって、完全に顔がメガネに負けてしまいます。

 

しかも近視がひどいのでレンズで目が小さく見え、貧相です。

なので他の人からは「〇〇さんはメガネ外すと別人!」と言われます。

 

どうにかならんのかと思っていたら、現代には遠近両用コンタクトというものがあるらしい。

技術の進歩というのはすばらしい。

それとも前からありましたっけ?

 

早速眼科に行って処方してもらったのですが、確かに近くも遠くもまあまあ見える!

でもあくまで「まあまあ」で、やっぱり手元ははっきりは見えません。

なんとか本は読めるというレベル。

でも、一応一通りの日常生活がメガネなしでこなせるのは大きいです。

 

一枚の小さなコンタクトレンズでなぜ遠近両方見えるのか。

不思議なものです。

なんでも、複数の度数が入っていると、都度、脳が最も合う像を選択して見せてくれるらしいのです。

 

でもその、近くと遠くの度数のバランスが難しく、ブログなどを読んていると、皆さんいろいろ試しながら苦労されているようです。

私も慣れてくると、左と右で老眼の進み具合が違うことがわかってきて、処方された度数だと見えづらい。

 

でもコンタクトって、別に処方箋がなくてもネットで買えるのですね。

なので今は、買うたびに自分で少しずつ度数を変えて、ちょうどよいところを探しています。

 

もう、ずーっと前に母親が「すごくいい映画だった」と薦めてくれたのを、アマプラでようやく観ました。

本当にいい映画でした。

 

見ると、1987年のアカデミー賞最優秀外国語映画賞を受賞した映画とのこと。

そんなに昔の映画だったのですね。

気がつかないうちにそんなに時間が経ったのかと驚きました。

人生なんて、本当にすぐ終わってしまいますね。

 

 

公式サイトでのあらすじは、こんな感じです。

19世紀後半、デンマークの小さな漁村で牧師だった父の遺志を継ぎ慎ましく生きる初老の姉妹。ある日、彼女たちのもとにひとりのフランス人女性がやってくる。パリ市の動乱(パリ・コミューン)で家族を失ったバベット。彼女はメイドとして姉妹に仕えるが、ある日偶然買った宝くじで大金を手にする。かつてパリのレストランの名シェフだったバベットは、賞金を使って豪華なディナーを計画するが……。

なんだか、これだけだとあまり面白くなさそうなのですが・・・面白いです!

 

映画の後半、自分をかくまってくれた村人への恩返しに、バベットは当たった宝くじの賞金をつぎ込み最高の材料をそろえて豪華なフランス式のディナーを作るのですが、それがとにかく興味深くて。

 

文字で書くとピカピカのグルメ映画みたいですが、時は19世紀の寒村。

電気もガスもない暗い厨房に、遠くフランスからさまざまな材料が運び込まれてきます。

ピヨピヨ鳴いているウズラたち、大きな氷の塊(冷凍庫などもちろんないので)、生きた巨大なウミガメ、牛の頭・・・。


信仰により贅沢を退け、ご馳走などと縁遠い生活をしている人々は、その様子を見て「魔女の饗宴」だと恐れ戦いてしまいます。

観ているほうも「こんな貧弱な厨房で12人分もの豪華ディナーが作れるのだろうか」と心配になってしまいます。

 

現代のフランス料理といえば勝手にお上品なイメージを持っていましたが、こうしてみると野性的で貪欲で、イメージ変わりました。

 

さて当日、一体何を食べさせられるのかと身を固くする村人たちにふるまわれる、贅を尽くしたフランス料理。

そのおいしさに、段々と皆が笑顔になり、心がほぐれていきます。

諍いのあった村人もいつの間にか仲直り。

 

厨房ではバベットが絶え間なく料理を仕上げながら、お手伝いの少年に次々に指示を出して給仕させます。

このお酒は背の高いグラスに注いで、このお客様にはお酒をボトルで置いてきて、と、給仕も料理の一部だというふうに。

そのバベットのかっこいいこと!

 

素晴らしい晩餐も終わり、大金を手にしたバベットはパリに帰ってしまうものだとばかり思っていた家主の姉妹ですが、バベットはお金がないのでパリには帰らないといいいます。

宝くじで当たった1万フラン(当時のお金で1000万円くらいらしいです)は、晩餐会の準備で全部使ってしまったというのです。


あぜんとして「私たちのために1万フランも使ってしまうなんて・・・一生貧しいままになるわ」という姉妹に、バベットはきっぱりと

 

「貧しい芸術家はいません」

 

というのです。

なんてかっこいい・・・

バベットは芸術家なのです。

 

姉妹も心を打たれて、「でも、これが最後ではないわ。絶対に最後ではない。あなたは天国で至高の芸術家になる。それが神の定めよ」といってバベットを抱きしめます。

 

ああ本当に、宝というのは自分の中にあるもので、どんなに不遇をかこっていても、その輝きを発揮できる時が来るんだと、感動するシーンでした。


それと同時に、自分の天分を自覚して、それを発揮して輝ける人が、とてもうらやましく感じました。

私もそんなふうに生きられたらよかったのにな・・・と思ってしまいます。

 

理屈抜きで幸せな気持ちになれる、素晴らしい映画でした。

映画が好きな方には文句なしにお薦めします。

 

少し前から、やっぱり英語はある程度できるようになりたいと、インターネットで英語学習用のサイトを探していました。

そこで見つけたのが「News in Levels」というサイト。

 

 

このサイト、優れている点はいくつもあるのですが、なんといってもサイト名にもあるとおり「同じ内容のニュースがレベルの違う3つの英文で読める」こと。


サイトの説明によると、サイトは英語の頻出単語3000語が学習できるように作られていて、レベル1がそのうち1000語、レベル2で2000語、レベル3で3000語を使って記事が書かれているそう。


これがすごくありがたい。ほとんど辞書を引かずに記事が読めるためです。

レベル1は中学生レベルくらいの英語なので、どんな記事でもだいたい意味がわかります。

しかも、少々難しい単語は英語で注がついています。

 

レベル2、3と表現が難しくなるのですが、レベル1で意味をつかんでいるので、「だいたいこういう意味だろう」と文意を推測できるので、ほとんど辞書を引かなくてすみます。


でもレベル3だと自分には結構難しいのですが、これでもたった3000語の範囲内と思うと、やっぱり語学って大変だなと思います💦

 

反対向きに、難しい単語や表現を、簡単な英語で言う場合にどうなるかかもわかるので、とても勉強になります。

実際に会話する場合、ニュース記事のような表現はあまり使わないでしょうし。

 

さらに、3つのレベル全て音声(朗読)がついている、記事のもとになっているニュース動画も見られる、毎日記事が更新される。

そしてこれだけの内容なのに無料!(広告あります)

なぜそんなことができるのだろう・・・

いつも感謝して使っているのですが、いつかサービス停止されるのではと、ちょっと心配になります。

 

なぜ英語を勉強し出したかというと、やっぱり世界の情報のなかで日本語になっているものって、ほんの一部しかないのだなあ・・と思うことが、この歳になって増えたからです。

特に外国が日本をどう見ているかというのは、当たり前ですが、日本語の情報からはなかなかわからない。

 

いつか、このサイトにあるオリジナルのニュース動画を字幕なしで見られるようになりたいものです。