すきま時間に、特に目的もなくスマホ見るのをやめました。
私はやるべきことを後回しにして、切羽詰まってはじめてやる、という悪癖があり、ずっとそれが悩みです。
それで先日、図書館で呼吸法の本を借りたとき、近くの棚に、
『すぐやる!「行動力」を高める“科学的な”方法』(菅原洋平著)
という本が並んでいるのを見つけ、借りてみました。
実は、こういう本は苦手です。
自分ができてない、ということを思い知らされるみたいで・・・
しかも「本」というより、自分の商売の広告のようなものが多いので。
でもその日は、なぜか手に取ってみる気になったのです。
その中で、何をするにも脳はエネルギーを消費するので、意味もなくテレビやスマホを見るのは、無駄な情報処理にエネルギーを消費してしまう、という話がありました。
それが、脳が疲れててしまって、やるべきことがすぐできない原因の一つだと。
確かにそうだなあと思いました。
疲れているときほど、本ではなく、Yahoo!ニュースや、Google Discoverで流れてくるニュースを見てしまいます。
ネットニュースは短く内容も浅いことが多いので、疲れていても読めるのです。
本当は読みたい本や書きたいことがあるのに、「今は疲れているから」とネットニュースに逃げてしまう。
でも、スマホを見ている間、別に休憩にはなっているわけではないのですよね。
単に時間をつぶしている、というだけで。
本当に休憩が必要なら、目を閉じて静かにしていたほうが、ずっといい。
それで、スマホでネットニュースを見るのをやめました。
結果、やめてよかった。
本を読み、自分で文章を書く時間が増えました。
ニュースも朝か晩にテレビのニュースを見るくらいでも、別に困りません。
本当に関心があるニュースについては、自分で情報を取りに行けばいい。
今くらい、人間が、こんな細切れの情報に絶え間なくさらされている時代は、歴史上なかったのではないかと思います。
ホモ・サピエンスとして今の脳が完成したのが数十万年前だとすると、そのとき脳が処理していた情報は、量も質も全く別のものだったはずです。
人間の身体には対応力があるのでなんとか暮らしていますが、今の情報量って、身体にとってはもはや容量オーバーなのではないかと。
そりゃ身体もおかしくなるよな、と思います。
さて、それで後回しの悪癖もちゃんと直ればいいのですが