数か月前から抗うつ剤を飲むことで「憂うつ」「気分がふさぐ」ことはかなり減ったのですが、何に対しても意欲がない、疲れやすい、眠いなどの症状はあまりよくなりませんでした。
マイナス10がマイナス2くらいにはなったけど、そこから上にはいかない感じです。
いろいろ調べていると、自分は男性更年期障害(LOH症候群)なのではないかと思いました。
女性と同じで、加齢にともなって男性ホルモンの分泌が低下して、いろいろな症状が出るものです。
症状も、うつとかなり重なるので、中高年男性のうつのうち相当程度が、実はこれが原因ではないかという指摘もありました。
ただ、男性ホルモンはストレスや睡眠不足によっても低下するようなので、原因も結局重複するところが大きいようです。
うつと違って血中のホルモン濃度が測定可能なので、簡単に検査ができます。
そこでLOHの治療をしているクリニックで検査したところ、遊離型テストステロンが8.5(pg/ml)以下の場合は明らかに低値で治療対象らしいのですが、私は6.7(pg/ml)で、相当に低い。
やはりというか何というか・・・。
もともと体毛も薄く線も細く闘争心も薄いので、明らかに男性ホルモンが少ないタイプではあるのですが。
そこで、2週間に1度、注射によるホルモン補充療法を受けることになりました。
私はアトピー性皮膚炎の治療で長年にわたって副腎皮質ホルモン(ステロイド)による治療を受けたために、副腎不全のような症状を起こしてしまい非常に苦しんだので、ちょっと恐怖はあるのですが・・・。
でも少し元気にならないと生活を改善する気力さえわかないので、治療を受けることにしました。
それにしても、今通院しているメンタルクリニックでは、LOHの可能性など何の指摘もありませんでした。
知らないのか、他の診療科だから言いたくないのかはわからないのですが、同じ症状なのに医師により全く違う診断になるのだから、やはり医学といっても最後は自己責任だと、再認識しました。