刑事ミニミニ模擬裁判 | 今日も花曇り

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先日、配属された部の修習生3人と裁判官3人で、ミニミニ模擬裁判なるものを行いました。修習生それぞれで裁判官、検察官、弁護人を担当するのですが、冒頭手続きから判決言渡し期日の指定までを行い、手続きの勉強をするものです。部総括が書記官(!)、右陪席が証人、左陪席が被告人を担当して下さいました。被告人役は上下ジャージに着替える気合の入り方宇宙人

書面の類はあらかじめ準備されたものが与えられるため、自分達で主張を組み立てたり起案する必要はなく、その意味でミニミニなわけです。つまり既定のストーリーをなぞるだけのはずなのですが、やってみるとこれがわからない!

起訴状朗読って、起訴状のどの部分まで読むの?
要旨の告知ってどれくらいまるめちゃっていいの?
物証の展示って検察官席から掲げるだけでいいの?
被告人質問て誰から聞くの?

等々、司法試験的な知識は持っていても、実際にどうやるかなんてあまり考えたことがなかったことが次々に。ロースクールでも模擬裁判やってたはずなのに一体何を見ていたのかと恥ずかしくなりました。講評では案の定裁判官から厳しいダメ出しがこれでもかとショック!

・・・段々起案もたまってきましたあせる