死刑についての世論調査の結果が6日付で内閣府から発表され、それによると、死刑を「やむを得ない」とする容認派は過去最高の85.6%に上ったそうです。
死刑「やむを得ない」過去最高の85.6% 内閣府調査(2010年2月6日asahi.com)
私は、死刑については賛成できない立場の者なので、このニュースは喜ばしいものとはいえません。しかし一方で「やはりそうか」という気持ちもあります。
少し問題は別になりますが、読売新聞が2008年4月12、13日に有権者3000人に面接調査したところでは、少年法の適用年齢の引下げについて75.5%もが賛成という結果だったそうです(ちなみに同調査では、いわゆる成年年齢の引下げについては賛成36.4%に対し反対58.6%でした)。
こうした数字からも、実感からも、日本の社会や個人が、他人の過ちを「なぜ」という問いをもって受け止める力を失いつつあるように感じます。